テイエムセッペトベ（2005年生、母テイエムサイレン）

テイエムセッペトベ（2005年4月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋精一杯飛べ（鹿児島弁）」。毛色は鹿毛。種牡馬のテイエムオペラオー（当時9歳）と交配したテイエムサイレンが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は日高テイエム牧場（株）。戦績は、中央平地23戦2勝2着2回、地方6戦3勝。主な勝ち鞍は2009年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

小島貞博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

7月16日、デビュー戦は田嶋翔騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。馬体重は410kg。18頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では非凡な末脚を繰り出し、4着に入った。

7月28日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田嶋翔騎手（1戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったハンターキリシマにねじ伏せられて3/4馬身差の2着に敗北した。

8月12日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田嶋翔騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では徐々に前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のタハラセントウをアタマ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

8月25日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンのひまわり賞（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田嶋翔騎手（3戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

3歳（2008年）

2月5日、約5か月半の休み明けで迎えた5戦目は、3歳オープンのたんぽぽ賞（荒尾ダート1500m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で田嶋翔騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月24日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下のこぶし賞（京都ダート1400m 小雪/良）に出走。鞍上は6戦連続で田嶋翔騎手（5戦1勝）。15頭立ての14番人気で16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田嶋翔騎手（6戦1勝）。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず5着に終わった。

3月23日、中1週で迎えた8戦目は、3歳500万下の雪割草特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で田嶋翔騎手（7戦1勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた9戦目は、3歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で田嶋翔騎手（8戦1勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は勢いを失って11着に終わった。

8月10日、約4か月の休み明けで迎えた10戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の秋吉台特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

8月31日、中2週で迎えた11戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の別府特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず18着に終わった。

9月10日、中0週で迎えた12戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、霧島賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月29日、中6週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた13戦目は、晩秋特設（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で牧野孝光騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のナガノコバンに5馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

11月16日、中2週で迎えた14戦目は、神楽酒造株式会社社長杯（荒尾ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で牧野孝光騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のシゲルアサンテサナに約16馬身の大差をつけてファンの支持に応えた。

12月3日、中1週で迎えた15戦目は、増沢由貴子騎手を鞍上に迎えて、オッズパーク賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のデルマビーナスに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

12月28日、中3週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は田嶋翔騎手（9戦1勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

4歳（2009年）

1月18日、中2週で迎えた17戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着に入った。

2月8日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は田嶋翔騎手（10戦1勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

2月21日、中1週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は松田大作騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

3月21日、中3週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、4着に入った。

4月12日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田嶋翔騎手（11戦1勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田嶋翔騎手（12戦1勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のイエローキンをハナ差振り切って5勝目をつかんだ。

5月23日、中2週で迎えた23戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

6月20日、中3週で迎えた24戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は田嶋翔騎手（13戦2勝）。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

7月19日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた25戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田嶋翔騎手（14戦2勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に敗れた。

8月13日、中3週で迎えた26戦目は、村島俊策騎手を鞍上に迎えて、えびの特別（荒尾ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5歳（2010年）

11月20日、約15か月半の休み明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた27戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

12月19日、中3週で迎えた28戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は田嶋翔騎手（15戦2勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

6歳（2011年）

1月8日、中2週で迎えた29戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったプリティカポレイに詰め切れず、7馬身差の2着となった。