デルマビーナス（2005年生、母ジブリール）

デルマビーナス（2005年6月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋ビーナス」。毛色は栗毛。種牡馬のミラクルアドマイヤ（当時10歳）と交配したジブリールが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はファニーヒルファーム。戦績は、中央平地12戦0勝2着3回、地方5戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年のニューイヤー特設(一般C2)。

経歴

デビュー前

作田誠二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

4月26日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。17頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた2戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露したが、5着に終わった。

6月14日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったオースミターゲットにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

7月12日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったアブラシオに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

7月27日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦したが、5着に終わった。

8月2日、連闘で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡佑介騎手（4戦0勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、ポケッタブルゲームに交わされて5馬身差の2着となった。

8月16日、中1週で迎えた7戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（5戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

10月29日、中8週で迎えた9戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、晩秋特設（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた10戦目は、神楽酒造芋焼酎天孫降臨杯（荒尾ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月3日、中2週で迎えた11戦目は、別府真衣騎手を鞍上に迎えて、オッズパーク賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったテイエムセッペトベから5馬身差の2着となった。

12月16日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は杉村一樹騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のフミノフクヒメに半馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2009年）

1月1日、中1週で迎えた13戦目は、ニューイヤー特設（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（3戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のナガノコバンに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月31日、約5か月の休み明けで迎えた14戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（6戦0勝）。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

6月27日、連闘で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の十勝岳特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（7戦0勝）。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

7月19日、中2週で迎えた17戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 雨/不良）に出走。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。