ポケッタブルゲーム（2005年生、母ゲームコンパイラ）

ポケッタブルゲーム（2005年3月22日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「ポケット型のゲーム」。毛色は栗毛。種牡馬のジャングルポケット（当時7歳）と交配したゲームコンパイラが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はメイプルファーム。戦績は、中央平地26戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2011年の八雲特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

宗像義忠厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

2月24日、デビュー戦は丸田恭介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は456kg。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

5月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったダイバーシティにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月1日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月2日、中8週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は丸田恭介騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るデルマビーナスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

10月11日、中9週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（2戦1勝）。18頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、4着に入った。

4歳（2009年）

2月21日、約4か月半の休養明けで迎えた6戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

3月21日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は丸田恭介騎手（3戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく12着に敗れた。

5月2日、中5週で迎えた8戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、勝ったナリタスレンダーにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

6月14日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

11月22日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、伸びてきたリアルハヤテ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

12月12日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の揖斐川特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（5戦1勝）。18頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

5歳（2010年）

5月9日、約5か月の休養明けで迎えた13戦目は、4歳以上500万下の二王子特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。端をきる形となり、極端なスローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい8着に敗れた。

12月25日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（6戦1勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

6歳（2011年）

6月26日、約6か月の休み明けで迎えた15戦目は、3歳以上500万下の臥牛山特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（7戦1勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下の恵山特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（8戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のシャイニーブレーヴを半馬身振り切って久々に白星を挙げた。

8月7日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の八雲特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸田恭介騎手（9戦2勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のシャガールに1馬身1/4の差をつけて3勝目を収める

8月20日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のポプラステークス（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸田恭介騎手（10戦3勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

7歳（2012年）

3月17日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から24kg戻して迎えた19戦目は、4歳以上1600万下の韓国馬事会杯（中山芝1600m 外回り雨/重）に出走。鞍上は木幡初広騎手（4戦0勝）。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

4月7日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上1600万下の湾岸ステークス（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた21戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の府中ステークス（東京芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

7月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の五稜郭ステークス（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（11戦3勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

7月28日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上1600万下のTVh賞（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（12戦3勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8歳（2013年）

7月6日、約11か月半の休み明けで迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の五稜郭ステークス（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（13戦3勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず10着に終わった。

7月27日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上1600万下の漁火ステークス（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸田恭介騎手（14戦3勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に敗れた。

8月17日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のポプラステークス（函館芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で丸田恭介騎手（15戦3勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。