ダイバーシティ（2005年生、母メインスルー）

ダイバーシティ（2005年3月12日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「多様性、相違」。毛色は鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時7歳）と交配したメインスルーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地28戦4勝2着1回、中央障害8戦1勝。2008年のセントライト記念(G2)で4着に入った他、2008年のラジオNIKKEI賞(ハンデG3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額2,400万円（60万×40口）で一口馬主が募集された。

小西一男厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

5月17日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のポケッタブルゲームに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

6月8日、中2週で迎えた2戦目は、3歳500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて前にいた11頭をごぼう抜きし、最後は2着のスーパープライドに1馬身1/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月6日、中3週で迎えた3戦目は、3歳ハンデG3のラジオNIKKEI賞（福島芝1800m 雨/良）に53kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦2勝）。18頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

10月25日、中4週で迎えた5戦目は、3歳以上1000万下の南武特別（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手（4戦2勝）。17頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したドリームノクターンを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月15日、中2週で迎えた6戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の晩秋特別（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で横山典弘騎手（5戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のモンテクリスエスを3/4馬身振り切って単勝一倍台の支持に応えた。

4歳（2009年）

2月22日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のアメジストステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で横山典弘騎手（6戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

3月22日、中3週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の但馬ステークス（阪神芝2000m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は8戦連続で横山典弘騎手（7戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい16着に敗れた。

4月11日、中2週で迎えた9戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の湾岸ステークス（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のセタガヤフラッグに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月9日、中3週で迎えた10戦目は、ハンデG3の新潟大賞典（新潟芝2000m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

10月11日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のオクトーバーステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（8戦3勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではキレのある末脚を発揮したが、4着に終わった。

11月15日、中4週で迎えた12戦目は、3歳以上1600万下のノベンバーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（2戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のウェルカムステークス（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に敗れた。

12月26日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上1600万下のグレイトフルステークス（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

5歳（2010年）

6月13日、約5か月半の休み明けで迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のジューンステークス（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で勝浦正樹騎手（5戦1勝）。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

7月4日、中2週で迎えた16戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の五稜郭ステークス（函館芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

7月31日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上1600万下の漁火ステークス（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、5着に入り込んだ。

8月21日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のマレーシアカップ（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

12月25日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた19戦目は、3歳以上1600万下のグレイトフルステークス（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（6戦1勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

6歳（2011年）

1月9日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上1600万下の迎春ステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（7戦1勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

2月19日、中5週で迎えた21戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のアメジストステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

4月3日、中5週で迎えた22戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の難波ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

4月24日、中2週で迎えた23戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のウインズ八代開設記念（京都芝2000m 晴/重）に出走。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

7月3日、中9週で迎えた24戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の常総ステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

11月20日、約4か月半の休養明けで迎えた25戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた26戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。5着に終わった。

7歳（2012年）

3月11日、約3か月の休養明けで迎えた27戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で横山義行騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月7日、中3週で迎えた28戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。13着に敗れた。

7月14日、約3か月半の休養明けで迎えた29戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

8月11日、中3週で迎えた30戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蓑島靖典騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のシグナリオに1馬身3/4の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

9月2日、中2週で迎えた31戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蓑島靖典騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月28日、中7週で迎えた32戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の魚沼ステークス（新潟芝2000m 外回り小雨/良）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

12月1日、中4週で迎えた33戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 雨/良）に出走。鞍上は蓑島靖典騎手（3戦1勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。

8歳（2013年）

4月6日、約4か月の休養明けで迎えた34戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の湾岸ステークス（中山芝2200m 外回り雨/良）に出走。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた35戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の上賀茂ステークス（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた36戦目は、4歳以上1600万下の桃山ステークス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。