ドリームノクターン（2005年生、母フロディーバラード）

ドリームノクターン（2005年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋夜想曲。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のスターオブコジーン（当時17歳）と交配したフロディーバラードが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）賀張中川牧場。戦績は、中央平地34戦4勝2着6回。主な勝ち鞍は2008年の南武特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、賀張中川牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって210万円で落札された。

サラブレッドクラブライオンにて総額1,500万円（7.5万×200口）で一口馬主が募集された。

斎藤誠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

10月21日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のピサノエミレーツに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月8日、中4週で迎えた3戦目は、2歳500万下のエリカ賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

3歳（2008年）

1月5日、中3週で迎えた4戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の寒竹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強い精神力で最後まで敢闘したが、アイティトップに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

2月2日、中3週で迎えた5戦目は、3歳500万下（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって7着に敗れた。

4月5日、中8週で迎えた6戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の山吹賞（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

4月26日、中2週で迎えた7戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の新緑賞（東京芝2300m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、後続との差を5馬身以上保って、スローペースで馬群を先導。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた8戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の夏木立賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のマルタカシャトルをアタマ差振り切って優勝

8月30日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の阿寒湖特別（札幌芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦1勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。端を奪い、リードを5馬身以上確保して、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、ハギノプリンセスに3/4馬身交わされて2着となった。

9月27日、中3週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の九十九里特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

10月25日、中3週で迎えた11戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の南武特別（東京芝2400m 曇/良）に出走。17頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。先手を取り、リードを2馬身以上保って、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のガッツでひたむきに粘り続けて、最後は2着のダイバーシティに1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

4歳（2009年）

2月22日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のアメジストステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

3月15日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のサンシャインステークス（中山芝2500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

5月2日、中6週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の府中ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（3戦0勝）。17頭立ての8番人気で16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上1600万下の晩春ステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（4戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、6着に終わった。

6月14日、中3週で迎えた16戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のジューンステークス（東京芝2400m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

7月11日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の松島特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマジックビクトリアに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

5歳（2010年）

4月10日、約9か月の休養明けで迎えた18戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の湾岸ステークス（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた19戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の府中ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に敗れた。

6月13日、中5週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のジューンステークス（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

7月3日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上1600万下の阿武隈ステークス（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、勝ったダイワジャンヌにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

7月25日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の日本海ステークス（新潟芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

8月15日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上1600万下の天の川ステークス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

12月25日、約4か月半の休み明けで迎えた24戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のグレイトフルステークス（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天与の勝負根性で諦めることなく走り切り、3着を確保した。

6歳（2011年）

1月9日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上1600万下の迎春ステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に敗れた。

2月26日、中6週で迎えた26戦目は、4歳以上1600万下の御堂筋ステークス（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

6月12日、約3か月半の休み明けで迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のジューンステークス（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。端を奪い、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで敢闘したが、グラスゴッドに3/4馬身交わされて2着となった。

7月3日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、3歳以上1600万下の常総ステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田大知騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

8月6日、中4週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた29戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのみなみ北海道ステークス（函館芝2600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、後続との差を2馬身以上保って、平均ペースで馬群を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

10月10日、中8週で馬体重を前走から26kg絞って迎えた30戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のオーロカップ（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（5戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、リードを5馬身以上キープして、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフさで最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、ピエナファンタストに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月12日、中4週で迎えた31戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の比叡ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。端をきり、リードを2馬身以上キープして、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦し、5着を確保した。

11月27日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上1600万下の東京ウェルカムプレミアム（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（6戦0勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は力尽きて13着に終わった。

7歳（2012年）

1月29日、中8週で迎えた33戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の松籟ステークス（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でなんとか走り抜いたが、トパンガに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

12月24日、約11か月の休養明けで迎えた34戦目は、3歳以上1600万下のクリスマスカップ（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（7戦0勝）。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。