ダイワジャンヌ（2005年生、母ケーキカット）

ダイワジャンヌ（2005年4月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタニノギムレット（当時6歳）と交配したケーキカットが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地38戦5勝2着7回。主な勝ち鞍は2010年の阿武隈ステークス(1600万下)。

経歴

デビュー前

的場均厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

8月4日、デビュー戦は的場勇人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は432kg。17頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

9月2日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったペプチドルビーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月9日、連闘で迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で的場勇人騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたマイネルスターリー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

9月22日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で的場勇人騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったショウサンマグナに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月20日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したピエナプリンセスを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

3歳（2008年）

2月16日、約4か月の休養明けで迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は的場勇人騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のエーブダヴィンチに2馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

4月12日、中7週で迎えた7戦目は、3歳500万下のひめさゆり賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

5月10日、中3週で迎えた8戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1600m 雨/稍重）に出走。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では電光石火の末脚を発揮したが、5着に終わった。

6月7日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は的場勇人騎手（6戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、6着に終わった。

6月14日、連闘で迎えた10戦目は、3歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（7戦1勝）。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

8月17日、中8週で迎えた11戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の佐渡金銀山特別（新潟芝1600m 外回り晴/重）に出走。18頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の新発田城特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて前にいた11頭をごぼう抜きし、最後は2着のアナナスに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

4歳（2009年）

2月7日、約5か月の休み明けで迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（2戦1勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

2月14日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、4歳以上1000万下のテレビ山梨杯（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村田一誠騎手（3戦1勝）。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。

2月28日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた15戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したマイネルグラシューに半馬身届かず2着となった。

3月21日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の鎌ケ谷特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

4月11日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の野島崎特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したメジロフォーナを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

8月1日、約3か月半の休み明けで迎えた18戦目は、3歳以上500万下の村上特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は的場勇人騎手（8戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、抜け出したエーシンラクーリエにクビ差届かず2着に惜敗した。

8月23日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下の新発田城特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（3戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月19日、中3週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の粟島特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は的場勇人騎手（9戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線に入ると、前で粘るアンプレシオネを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月17日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の昇仙峡特別（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（10戦2勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

5歳（2010年）

4月11日、約6か月の休み明けで迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の野島崎特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場勇人騎手（11戦2勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のホクレレをハナ差振り切って久々の一戦を制した。

4月24日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定G3の福島牝馬ステークス（福島芝1800m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で的場勇人騎手（12戦3勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

5月23日、中3週で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上1600万下のパールステークス（京都芝1800m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で的場勇人騎手（13戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上1600万下の湘南ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場勇人騎手（14戦3勝）。18頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず10着に敗れた。

7月3日、中3週で迎えた26戦目は、3歳以上1600万下の阿武隈ステークス（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で的場勇人騎手（15戦3勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のドリームノクターンに1馬身の差をつけて5勝目をマークした。

7月11日、連闘で迎えた27戦目は、ハンデG3の七夕賞（福島芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で的場勇人騎手（16戦4勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって13着に敗れた。

8月29日、中6週で迎えた28戦目は、ハンデG3の新潟記念（新潟芝2000m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。17頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

10月17日、中6週で迎えた29戦目は、牝馬限定G3の府中牝馬ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は的場勇人騎手（17戦4勝）。17頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず12着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた30戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、カシオペアステークス（京都芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

6歳（2011年）

1月5日、中8週で迎えた31戦目は、ハンデG3の中山金杯（中山芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は北村宏司騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

1月23日、中2週で迎えた32戦目は、G2のアメリカジョッキークラブカップ（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は的場勇人騎手（18戦4勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

3月20日、中7週で迎えた33戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の中京記念（小倉芝2000m 雨/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた34戦目は、牝馬限定のハンデG3の中山牝馬ステークス（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は的場勇人騎手（19戦4勝）。18頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

7月24日、約4か月の休み明けで迎えた35戦目は、ハンデG3の函館記念（函館芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（20戦4勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた36戦目は、牝馬限定G3のクイーンステークス（札幌芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場勇人騎手（21戦4勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

9月25日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた37戦目は、G2のオールカマー（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場勇人騎手（22戦4勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

10月16日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた38戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G2の府中牝馬ステークス（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は垂れてしまい15着に終わった。