ピエナプリンセス（2005年生、母ダンツプリンセス）

ピエナプリンセス（2005年5月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のデヒア（当時14歳）と交配したダンツプリンセスが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）フジワラ・ファーム。戦績は、中央平地16戦1勝、地方4戦0勝。主な勝ち鞍は2007年の2歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

萱野浩二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

9月8日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は444kg。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

10月6日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

10月20日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のダイワジャンヌに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

12月16日、中7週で迎えた4戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G3のフェアリーステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて13着に終わった。

3歳（2008年）

1月12日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳500万下の呉竹賞（中山ダート1200m 雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい16着に敗れた。

7月20日、約6か月半の休み明けで迎えた6戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線では伸びが劣勢になり12着に敗れた。

8月23日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた7戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は江田照男騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて17番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月21日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から28kg戻して迎えた8戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は失速してしまい14着に終わった。

4歳（2009年）

1月18日、中3週で迎えた9戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に敗れた。

2月15日、中3週で迎えた10戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

4月12日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

5月23日、中5週で迎えた12戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月4日、中5週で迎えた13戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

7月26日、中2週で迎えた14戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

8月9日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着に入った。

8月23日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下のマカオジョッキークラブトロフィー（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤光彰騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

11月5日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から17kg増やして迎えた17戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は力尽きて9着に終わった。

12月3日、中3週で迎えた18戦目は、冬芽特別（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい11着に終わった。

12月9日、連闘で迎えた19戦目は、小杉亮騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。

12月28日、中2週で迎えた20戦目は、ファイナルナイト賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小杉亮騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。