ニットウツバキ（2015年生、母ニットウサラン）

ニットウツバキ（2015年5月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋椿」。毛色は鹿毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時12歳）と交配したニットウサランが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は日東牧場。主な勝ち鞍は2019年のついたち結び特別(一般C2一)。

経歴

デビュー前

高橋文雅厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2018年）

3月24日、デビュー戦は大庭和弥騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は476kg。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手に欠いて12着に敗れた。

8月12日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

9月22日、中5週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず13着に終わった。

10月28日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

11月11日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた5戦目は、一般C2十一（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシトワイアンに9馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月27日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2七（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた7戦目は、池田敦騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のドリームセオリーに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

12月27日、中2週で迎えた8戦目は、工芸・アート賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で池田敦騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（2019年）

3月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、ついたち結び特別（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のミキノハルモニーに2馬身半の差をつけて3勝目を掴み取った。

4月3日、中1週で迎えた10戦目は、一般B2六（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた11戦目は、一般B2六（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

5月14日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、一般C1四（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田晃浩騎手（6戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したグレイスマロンを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

8月21日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から7kg戻して迎えた13戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、クジャクソウ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

9月19日、中3週で迎えた14戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、デルフィニウム特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

10月31日、中5週で迎えた15戦目は、カトレア特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、3着に終わった。

5歳（2020年）

5月21日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、ライラック特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

6月9日、中2週で迎えた17戦目は、仲原大生騎手を鞍上に迎えて、コウリンタンポポ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

6月23日、中1週で迎えた18戦目は、ユキヤナギ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた19戦目は、星の降る里あしべつ特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた20戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、エゾムラサキ特別（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた21戦目は、エゾスカシユリ特別（門別ダート1500m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

8月18日、中1週で迎えた22戦目は、ノイバラ特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で落合玄太騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、3着を確保した。

9月3日、中1週で迎えた23戦目は、サッポロ麦とホップ特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた24戦目は、月見草特別（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は落合玄太騎手（3戦0勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず3着に沈んだ。

10月15日、中3週で迎えた25戦目は、美唄産「峰ななつぼし」新米特別（門別ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

10月29日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、道産小麦に麦チェン!特別（門別ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で落合玄太騎手（5戦0勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

6歳（2021年）

4月15日、約5か月半の休み明けで迎えた27戦目は、リーディングジョッキー2（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は力尽きて9着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた28戦目は、チシマザクラ特別（門別ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた29戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、平取町すずらん観賞会特別（門別ダート1700m 曇/重）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。