ワンモアウイズミー（1986年生、母ソシユウリユウエン）

ワンモアウイズミー（1986年5月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のカツラギエース（当時6歳）と交配したソシユウリユウエンが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）秋田牧場。戦績は、中央平地13戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1988年の3歳400万下。

経歴

デビュー前

渡辺栄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1988年）

9月4日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は504kg。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

9月10日、連闘で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（函館芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、かなりのハイペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったコクサイリーベに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

10月16日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、トウカイマーベラスにハナ差交わされて2着に惜敗した。

10月30日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のクリフジリュウに1馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

12月4日、中4週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳400万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のウインダーメアーに1馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

3歳（1989年）

4月9日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、山田和広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 晴/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では脚が残っておらず18着に終わった。

5月14日、中4週で迎えた7戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの葵ステークス（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。18頭立ての17番人気で17番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり17着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた8戦目は、3歳オープンのマーガレットステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた9戦目は、3歳オープンの白百合ステークス（阪神芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き5着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた10戦目は、4歳900万下のゆうすげステークス（中京芝1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で角田晃一騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着を確保した。

7月9日、中1週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳900万下のやまゆりステークス（中京芝1800m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で角田晃一騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後はガス欠状態になり15着に敗れた。

4歳（1990年）

8月25日、約13か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上500万下の下北半島特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で角田晃一騎手（5戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

11月10日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上500万下（京都芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で角田晃一騎手（6戦0勝）。18頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後はバタバタになってしまい17着に終わった。