キンメリジャン（2011年生、母キューバンダンス）

キンメリジャン（2011年3月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「フランスのシャブリ地区の貝殻や化石まじりの土壌」。毛色は鹿毛。種牡馬のサムライハート（当時9歳）と交配したキューバンダンスが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）スピードファーム。戦績は、中央平地6戦0勝、地方10戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2014年の3歳A3。

経歴

デビュー前

和田正道厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

7月21日、デビュー戦は西村太一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は428kg。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で西村太一騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月31日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で西村太一騎手（2戦0勝）。18頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月17日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり18着に終わった。

12月22日、中4週で迎えた5戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は一杯になって15着に終わった。

3歳（2014年）

1月25日、中4週で迎えた6戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

3月25日、中7週で迎えた7戦目は、鈴木太一騎手を鞍上に迎えて、3歳B2（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るセイローリックを半馬身差し切って初勝利を挙げた。

4月6日、中1週で迎えた8戦目は、3歳B1（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木太一騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったケージーキンカメに詰め切れず、約13馬身差の2着に敗北した。

4月15日、連闘で迎えた9戦目は、3歳A3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木太一騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るサンセバスチャンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4月29日、中1週で迎えた10戦目は、3歳A3（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木太一騎手（3戦2勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、ミリオンブライトに交わされて2馬身差の2着となった。

5月27日、中3週で迎えた11戦目は、3歳A3（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木太一騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、プラチナバディに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

6月3日、連闘で迎えた12戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、3歳B7（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のカンノンドリームに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

6月24日、中2週で迎えた13戦目は、3歳戦の松任海浜公園CCZ特別3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた14戦目は、3歳A2（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

8月17日、中5週で迎えた15戦目は、3歳戦のぐず焼きまつり特別3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で桑野等騎手（3戦1勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の加賀友禅賞（金沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で桑野等騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。