ムーンパスクイン（2014年生、母リンダスキー）

ムーンパスクイン（2014年5月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「月＋道＋女王」。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時15歳）と交配したリンダスキーが18歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は真歌伊藤牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方21戦5勝2着6回。主な勝ち鞍は2018年のウグイス賞(C1-3)。

経歴

デビュー前

清水英克厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2017年）

2月4日、デビュー戦は嘉藤貴行騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、4着を確保した。

2月26日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて16着に終わった。

8月12日、約5か月半の休み明けで迎えた3戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で6番ゲートからスタート。18着に終わった。

9月30日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ワンダーオマージュに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

10月14日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹吉徹騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では印象的な伸び脚で驀進したが、コマンダーズロマンに交わされて1馬身差の2着となった。

11月9日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で竹吉徹騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛進したが、ミラクルツリーに半馬身交わされて2着となった。

11月23日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で竹吉徹騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るカシノスプリングを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月24日、中3週で迎えた9戦目は、クリスマスイブ賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で竹吉徹騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るネバービーンベターを次元の違う末脚で半馬身差し切って2勝目を奪取した。

4歳（2018年）

1月5日、中1週で迎えた10戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、小寒賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のレアファルコンに1馬身1/4の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

1月20日、中1週で迎えた11戦目は、葉牡丹賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したミスターベアーに半馬身届かず2着に敗北した。

2月25日、中4週で迎えた12戦目は、セントポーリア賞（佐賀ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（7戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、キットピークに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

3月10日、中1週で迎えた13戦目は、コブシ賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で竹吉徹騎手（8戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のピンクスパイダーに2馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

3月31日、中2週で迎えた14戦目は、ウグイス賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で竹吉徹騎手（9戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のキットピークに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月14日、中1週で迎えた15戦目は、長崎街道常盤橋特選（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で竹吉徹騎手（10戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた16戦目は、エメラルド特選（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で竹吉徹騎手（11戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

6月24日、中7週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた17戦目は、長崎街道山家宿特選（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で竹吉徹騎手（12戦4勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた18戦目は、ルビー特選（佐賀ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で竹吉徹騎手（13戦4勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

8月14日、中4週で迎えた19戦目は、長崎街道中原宿特選（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で竹吉徹騎手（14戦4勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた20戦目は、アイオライト特選（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で竹吉徹騎手（15戦4勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で竹吉徹騎手（16戦4勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた22戦目は、オパール特選（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は12戦連続で竹吉徹騎手（17戦4勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授の負けじ魂を発揮してゴールまで頑張り、4着を確保した。

10月13日、中1週で迎えた23戦目は、長崎街道牛津宿特選（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で竹吉徹騎手（18戦4勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた24戦目は、立冬賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で竹吉徹騎手（19戦4勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで敢闘したが、レアファルコンに交わされて3馬身差の2着となった。

11月25日、中2週で迎えた25戦目は、サンクスカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で竹吉徹騎手（20戦4勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

12月24日、中3週で迎えた26戦目は、クリスマスイブ賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で竹吉徹騎手（21戦4勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

5歳（2019年）

1月7日、中1週で迎えた27戦目は、七草賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で竹吉徹騎手（22戦4勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

1月27日、中2週で迎えた28戦目は、アプローズカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で竹吉徹騎手（23戦4勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた29戦目は、SPAT4プレミアムポイント賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は19戦連続で竹吉徹騎手（24戦4勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は20戦連続で竹吉徹騎手（25戦4勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず6着に終わった。