マヤリッシュ（2008年生、母ブッチ）

マヤリッシュ（2008年3月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋豊（仏）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のイーグルカフェ（当時11歳）と交配したブッチが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は八島夕起子。戦績は、中央平地11戦1勝。主な勝ち鞍は2011年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

中島敏文厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

4月10日、デビュー戦は上村洋行騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は412kg。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

6月5日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた3戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に敗れた。

7月17日、中3週で迎えた4戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

8月6日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のブレインウェーブを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

9月24日、中6週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦1勝）。17頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

10月15日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は上村洋行騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

4歳（2012年）

2月12日、約4か月の休養明けで迎えた8戦目は、菅原隆一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

3月10日、中3週で迎えた9戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1800m 曇/重）に出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

7月15日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の志摩特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての17番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではいい脚を見せられず16着に終わった。