ミラクルフェイマス（2006年生、母サンタフェイマス）

ミラクルフェイマス（2006年4月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「奇跡＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時14歳）と交配したサンタフェイマスが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は柏木一則。戦績は、中央平地13戦0勝2着1回、地方15戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年のリンドウ特別(一般C2-2)。

経歴

デビュー前

福永甲厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

9月7日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は446kg。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り6着に敗れた。

9月27日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた3戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

11月2日、中2週で迎えた4戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は減速してしまい10着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた5戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい11着に敗れた。

3歳（2009年）

1月4日、中2週で迎えた7戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

4月19日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は西田雄一郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。最後は脚を失くしてしまい17着に終わった。

5月30日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はタレてしまい12着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず7着に終わった。

7月19日、中3週で迎えた12戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、抜け出したテイエムフラメンコを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

8月9日、中2週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手が足りず13着に敗れた。

9月30日、中6週で迎えた14戦目は、川島雅人騎手を鞍上に迎えて、ききょう特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では超凡な末脚を披露したが、4着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた15戦目は、アサクサデンエン賞（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で川島雅人騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた16戦目は、ホッカイドウ競馬三石ファンクラブ1（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川島雅人騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

11月10日、中1週で迎えた17戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、キッケンクリス賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

4歳（2010年）

4月28日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた18戦目は、「門別温泉とねっこの湯」特別（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は川島雅人騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた19戦目は、一般C3-1（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川島雅人騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた20戦目は、オメガ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は斉藤正弘騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた21戦目は、日高町商工会特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤正弘騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず12着に敗れた。

6月24日、中1週で迎えた22戦目は、ガーネットスター特別（門別ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で斉藤正弘騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

7月6日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2-3（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で斉藤正弘騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた24戦目は、ティコ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で斉藤正弘騎手（5戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に敗れた。

8月3日、中1週で迎えた25戦目は、にったん管内農協「よい食」特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で斉藤正弘騎手（6戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目を引く伸びを見せたが、伸びてきたケイアイグロリア決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

8月17日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、JAバンク北海道ちょきんぎょ特別（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で斉藤正弘騎手（7戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

8月31日、中1週で迎えた27戦目は、リンドウ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で斉藤正弘騎手（8戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るドリームディザイアを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月14日、中1週で迎えた28戦目は、ふるさと日高応援特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で斉藤正弘騎手（9戦1勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手が足りず5着に敗れた。