イグアスワーク（2020年生、母シャイニングスルー）

イグアスワーク（2020年2月11日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアメリカンペイトリオット（当時7歳）と交配したシャイニングスルーが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はヴェルサイユファーム株式会社。2022年のラブミーチャン記念(牝地方重賞)で3着に入った他、2022年のラブミーチャン記念(牝)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ヴェルサイユファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、大泉勉によって220万円で落札された。

斉藤正弘厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2022年）

7月7日、デビュー戦は松井伸也騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は468kg。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

8月4日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で松井伸也騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のヤマショウチーターを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

8月17日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で松井伸也騎手（3戦1勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

9月28日、中5週で迎えた5戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のオータムフューチャー戦（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のモーニングシスターに4馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

10月13日、中1週で迎えた6戦目は、2歳（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上弘樹騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったアルベドを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

11月1日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のラブミーチャン記念（笠松ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で村上弘樹騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい3着に敗れた。

12月14日、中5週で迎えた8戦目は、2歳戦の寒椿特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村上弘樹騎手（3戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエンドオブウォーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて3勝目をゲットした。

12月30日、中1週で迎えた9戦目は、2歳地方重賞のライデンリーダー記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で村上弘樹騎手（4戦2勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3歳（2023年）

1月17日、中2週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の新春ペガサスカップ（名古屋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で村上弘樹騎手（5戦2勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、4着に終わった。

2月9日、中2週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞のゴールドジュニア（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で村上弘樹騎手（6戦2勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

5月31日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、3歳地方重賞の東海ダービー（名古屋ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で村上弘樹騎手（7戦2勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

9月22日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、木之前葵騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの秋の鞍（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた14戦目は、絢佳&浩平結婚式記念（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木之前葵騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた15戦目は、一般C4（名古屋ダート1500m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で木之前葵騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた16戦目は、一般C5（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で木之前葵騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。最後はコハルと並んで2着同着となった。

12月1日、中3週で迎えた17戦目は、つかさっぴイラコン優勝記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で木之前葵騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のオウケントップに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月27日、中3週で迎えた18戦目は、寒凪特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で木之前葵騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、圧倒的な末脚を弾けさせて、最後は2着のインシュラーに1馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

4歳（2024年）

1月15日、中2週で迎えた19戦目は、やぎ座特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で木之前葵騎手（6戦2勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

1月30日、中1週で迎えた20戦目は、一般B4（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で木之前葵騎手（7戦2勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

3月6日、中4週で迎えた21戦目は、所蛍騎手を鞍上に迎えて、馬い!佐賀小松レモン発売記念（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

4月14日、中5週で迎えた22戦目は、仲野光馬騎手を鞍上に迎えて、馬い菊池水田ごぼー発売記念（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。