テンジンウメノハナ（2005年生、母ロージーズシスター）

テンジンウメノハナ（2005年5月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋梅の花」。毛色は鹿毛。種牡馬のファルブラヴ（当時7歳）と交配したロージーズシスターが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）松浦牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方15戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年のサンシャイン(C2-1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、松浦牧場から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、長谷川泰一によって787.5万円で落札された。

大江原哲厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

12月8日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り小雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。

3歳（2008年）

3月1日、中9週で迎えた3戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

3月30日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

8月2日、約4か月の休養明けで迎えた5戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。10着に敗れた。

8月31日、中3週で迎えた6戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

10月19日、中6週で迎えた7戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のエーシンハイテンスを半馬身振り切って初白星を挙げた。

11月9日、中2週で迎えた8戦目は、ムーンライト（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず10着に敗れた。

11月30日、中2週で迎えた9戦目は、ウインター（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で山下貴光騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に敗れた。

4歳（2009年）

2月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、バレンタイン（佐賀ダート1750m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山下貴光騎手（3戦1勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

3月8日、中2週で迎えた11戦目は、サンシャイン（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山下貴光騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のホーリーランスに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月5日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上C1-7（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で山下貴光騎手（5戦2勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアポロシアターを捕まえ切れず、ハナ差の2着に惜敗した。

4月26日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上C1-7（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山下貴光騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

5月17日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で山下貴光騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で山下貴光騎手（8戦2勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に敗れた。

8月30日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で山下貴光騎手（9戦2勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で山下貴光騎手（10戦2勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に終わった。

9月23日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、3歳以上C1-8（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で山下貴光騎手（11戦2勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヤマノムーンリバーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月10日、中1週で迎えた19戦目は、長崎街道黒崎宿賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で山下貴光騎手（12戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエーシンベルベットを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて4勝目を挙げた。

10月17日、連闘で迎えた20戦目は、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で山下貴光騎手（13戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアインスキーを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

10月31日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で山下貴光騎手（14戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のディープブレーンをハナ差振り切って先頭ゴールを果たした。