リナクリスタル（2011年生、母クリスタルストーン）

リナクリスタル（2011年4月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「家族名より＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のプリサイスエンド（当時14歳）と交配したクリスタルストーンが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡日高町、生産者は（株）チャンピオンズファーム。戦績は、中央平地7戦0勝、地方11戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2015年の一般C14。

経歴

デビュー前

伊藤大士厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

5月25日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

4歳（2015年）

1月28日、約8か月半の休養明けで迎えた2戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のアイハヴアドリームに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

2月11日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、奥田夫妻結婚1周年記念～絆～（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

2月24日、中1週で迎えた4戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったスリーヴェスタに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

3月11日、中1週で迎えた5戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では卓抜な伸び脚で猛進したが、グッドバディーに半馬身交わされて2着に敗北した。

3月25日、中1週で迎えた6戦目は、93勝目指してがんばれ!葵さん（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るダイゴコクリュウを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて2勝目を収める

4月7日、中1週で迎えた7戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で丸野勝虎騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラストアタックに5馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

5月10日、中4週で迎えた8戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい16着に終わった。

10月11日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた9戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバテてしまい12着に終わった。

10月17日、連闘で迎えた10戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

11月21日、中4週で迎えた11戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

5歳（2016年）

1月30日、中9週で迎えた12戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

5月14日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

6月14日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったシュルーバックに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

6月28日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C33 C41（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したトモノトップガンを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

7月21日、中2週で迎えた16戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-2（門別ダート1000m 曇/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

8月4日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

9月1日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上C4-1（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。