ポルテニア（1999年生、母デュークプリンセス）

ポルテニア（1999年3月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時12歳）と交配したデュークプリンセスが15歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）杵臼斉藤牧場。戦績は、中央平地18戦2勝2着3回、地方7戦0勝。主な勝ち鞍は2003年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

石毛善彦厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2001年）

9月8日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は522kg。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦し、5着を確保した。

3歳（2002年）

4月14日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、非常に速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、トウショウクリームに交わされて3馬身半差の2着となった。

5月3日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では驚異的な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のトウケイチトセに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月2日、中3週で迎えた4戦目は、3歳500万下の芍薬賞（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村宏司騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

9月8日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

9月28日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

11月3日、中4週で迎えた7戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

11月17日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（4戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

4歳（2003年）

2月23日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた9戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、勝ったパラダイスリヴァーにねじ伏せられて5馬身差の2着となった。

6月21日、約4か月の休み明けで迎えた10戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた11戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

8月3日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のボイスオブリーズンをハナ差振り切って先頭ゴールを果たした。

9月14日、中5週で迎えた13戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

10月11日、中3週で迎えた14戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

11月27日、中4週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた16戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップオルフェウス賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。12着に敗れた。

5歳（2004年）

4月11日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた17戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

5月23日、中5週で馬体重を前走からさらに16kg減らして迎えた18戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、伸びてきたキラウエアシチー決め手に屈して半馬身差の2着となった。

6月19日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

6歳（2005年）

12月17日、約18か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた20戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、エクセレント（水沢ダート1800m 晴/不良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

7歳（2006年）

3月9日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から34kg絞って迎えた21戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C1二三（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。

7月18日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた22戦目は、一般C1二（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

8月24日、中4週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた23戦目は、シーブリーズ特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

9月5日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた24戦目は、コスモス賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

12月22日、約3か月半の休み明けで迎えた25戦目は、一般C1三（浦和ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で繁田健一騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。