パラティーノ（2009年生、母オレンジピール）

パラティーノ（2009年3月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「パリからローマまでの夜行列車名にもなっているローマ七丘の一つ」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時10歳）と交配したオレンジピールが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地32戦0勝2着5回、地方7戦3勝。主な勝ち鞍は2013年の優駿の門アスミ第5巻発売記念(一般C2八九十)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、村野康司によって2,310万円で落札された。

畠山吉宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

12月4日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/重）に出走。馬体重は512kg。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、4着に終わった。

4歳（2013年）

1月31日、約14か月の休養明けで馬体重を前走から29kg増やして迎えた2戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るツルノミカドを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月24日、約4か月の休み明けで迎えた3戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のトウカイガンバに2馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

6月12日、中2週で迎えた4戦目は、優駿の門アスミ第5巻発売記念（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦1勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のピーエムイレブンを半馬身振り切って断トツ人気に応えた。

10月19日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた5戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったケツァルコアトルに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

11月16日、中3週で迎えた6戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

5歳（2014年）

1月18日、中8週で迎えた7戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったスリーアフロディテに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

2月9日、中2週で迎えた8戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

7月6日、約5か月の休養明けで迎えた9戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

7月19日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

11月16日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菱田裕二騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

12月20日、中4週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は松田大作騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

6歳（2015年）

3月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた15戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1800m 雨/良）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

5月9日、中5週で迎えた16戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 小雨/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったゼンノスサノヲに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月24日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

8月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた18戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

10月18日、中8週で迎えた19戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

12月19日、中6週で迎えた21戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

7歳（2016年）

1月21日、中4週で迎えた22戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、フレンドリーサドル特別（船橋ダート1800m 曇/重）に出走。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

5月14日、約4か月の休み明けで迎えた23戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

5月21日、連闘で迎えた24戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授の負けじ心を発揮してゴールまで頑張り、5着を確保した。

7月10日、中6週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったジュアンマリエに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

7月24日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

8月20日、中3週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

10月15日、中7週で迎えた28戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったディグニファイドに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

10月30日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

11月19日、中2週で迎えた30戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で津村明秀騎手（4戦0勝）。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

12月18日、中3週で迎えた31戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

8歳（2017年）

1月14日、中3週で迎えた32戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1800m 小雪/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入った。

1月28日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

4月29日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた34戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は津村明秀騎手（5戦0勝）。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

5月21日、中2週で迎えた35戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（6戦0勝）。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく6着に終わった。

6月22日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた36戦目は、ファンシーサドル特別（船橋ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（7戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

7月8日、中1週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた37戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で津村明秀騎手（8戦0勝）。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

9月26日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から8kg戻して迎えた38戦目は、ファンシーレイン特別（船橋ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で津村明秀騎手（9戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

10月24日、中3週で迎えた39戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、フェイスフルブーツ特別（船橋ダート1800m 曇/重）に出走。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。