サトノセレリティ（2011年生、母ディアウィンク）

サトノセレリティ（2011年4月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋迅速さ」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープスカイ（当時6歳）と交配したディアウィンクが14歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地14戦4勝2着3回、中央障害6戦1勝2着1回。2018年のサラ系障害4歳以上オープン(障害4歳以上オープン)で2着に入った他、2018年のサラ系障害4歳以上オープン(障害4歳以上オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、里見治によって4,935万円で落札された。

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

2月24日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず12着に敗れた。

9月21日、約7か月の休養明けで迎えた2戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

11月9日、中6週で迎えた3戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 小雨/良）に出走。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、伸びてきたローレルアルトス決め手に屈して半馬身差の2着となった。

12月14日、中4週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（2015年）

1月25日、中5週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で杉原誠人騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のレイズオブザサンを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

4月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中山ダート2400m 晴/重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るジャックポットを強烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6月21日、中9週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（東京ダート2100m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

8月8日、中6週で迎えた8戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート2400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、シップウにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

8月22日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

12月19日、約4か月の休養明けで迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中山ダート2500m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のガヤルドに2馬身半の差をつけて3勝目をゲットした。

5歳（2016年）

1月11日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下の成田特別（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（4戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、勝ったシップウにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

3月21日、中9週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（5戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート2400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のリゼコーフィーをアタマ差振り切って4勝目を掴み取った。

5月22日、中5週で迎えた14戦目は、4歳以上1600万下の丹沢ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で蛯名正義騎手（7戦3勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。

12月11日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。最後は、2着のメモリーデシジョンに1馬身半の差をつけて休み明け初戦をモノにした。

6歳（2017年）

4月8日、約4か月の休養明けで迎えた16戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月5日、約4か月の休養明けで迎えた17戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石神深一騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月9日、約4か月の休み明けで迎えた18戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（中京障害芝3300m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。3着に入った。

7歳（2018年）

1月13日、中4週で迎えた19戦目は、サラ系障害4歳以上オープン（中京障害芝3330m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上野翔騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったクラウンフレイムから2馬身差の2着に敗北した。

3月17日、中8週で迎えた20戦目は、サラ系障害4歳以上オープン（中京障害芝3300m 晴/稍重）に出走。鞍上は石神深一騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。3着に終わった。