ライトファースト（1986年生、母キルピネン）

ライトファースト（1986年3月1日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のタクマスリー（当時13歳）と交配したキルピネンが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は土田農場。戦績は、中央平地11戦1勝2着3回、地方20戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1989年のアラ系4歳未勝利。

経歴

デビュー前

長浜彦三郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1988年）

7月10日、デビュー戦は河内洋騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では超凡な末脚を繰り出し、3着に入った。

8月6日、中3週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

9月11日、中4週で迎えた3戦目は、アラ系3歳未勝利（阪神ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

9月24日、中1週で迎えた4戦目は、アラ系3歳未勝利（阪神ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で河内洋騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

11月13日、中6週で迎えた5戦目は、アラ系3歳未勝利（京都ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で河内洋騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したラブリーアンナを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

3歳（1989年）

2月18日、約3か月の休み明けで迎えた6戦目は、清水英次騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳未勝利（小倉芝1200m 曇/不良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のセンターコートに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3月11日、中2週で迎えた7戦目は、アラ系4歳以上300万下のアラブ特別（中京ダート1700m 晴/良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で清水英次騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

3月25日、中1週で迎えた8戦目は、丸山勝秀騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上300万下（中京ダート1000m 晴/不良）に55kgの斤量を背負って出走。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

4月22日、中3週で迎えた9戦目は、原田聖二騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上300万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に55kgの斤量を背負って出走。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮し、3着に入った。

5月6日、中1週で迎えた10戦目は、アラ系4歳以上300万下（新潟芝2000m 外回り曇/良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で原田聖二騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、ヤマサフロルアに交わされて1馬身半差の2着となった。

5月20日、中1週で迎えた11戦目は、アラ系4歳以上300万下（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で原田聖二騎手（2戦0勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したオープンマインドを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗れた。

8月27日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、原洋順騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C1ロ（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月10日、中1週で迎えた13戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般B2 C1（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月3日、中2週で迎えた14戦目は、アラ系一般C1ハ（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月7日、中4週で迎えた15戦目は、アラ系一般C1ニ（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で浜口楠彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

11月22日、中1週で迎えた16戦目は、アラ系一般C1ニ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜口楠彦騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったミホノカムイからクビ差の2着となった。

12月17日、中3週で迎えた17戦目は、井上孝彦騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C1ホ（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月31日、中1週で迎えた18戦目は、アラ系一般C1ホ（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4歳（1990年）

1月13日、中1週で迎えた19戦目は、アラ系一般C1ホ（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は井上孝彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

1月27日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、アラ系一般C1ホ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は原洋順騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた21戦目は、アラ系一般C1ヘ（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で原洋順騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のオグリエルシドに4馬身の差をつけて2勝目をマークした。

2月21日、中0週で迎えた22戦目は、アラ系一般C1イ（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で原洋順騎手（3戦1勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。3着を確保した。

3月7日、中1週で迎えた23戦目は、ヒヤシンス特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で原洋順騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月1日、中3週で迎えた24戦目は、アラ系一般C1イ（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で原洋順騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月22日、中2週で迎えた25戦目は、町野良隆騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C1イ（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた26戦目は、アラ系一般C1ロ（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で町野良隆騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月13日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、アラ系一般C1ハ（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で町野良隆騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月22日、中5週で迎えた28戦目は、アラ系一般B2 C1（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は原洋順騎手（6戦1勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のスチールフアイターに1馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

8月15日、中2週で迎えた29戦目は、アラ系一般B2ハ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原洋順騎手（7戦2勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月4日、中6週で迎えた30戦目は、アラ系一般B2ハ（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で原洋順騎手（8戦2勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた31戦目は、アラ系一般B2 C1（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で原洋順騎手（9戦2勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。