ヤマサフロルア（1986年生、母ミスフロルア）

ヤマサフロルア（1986年3月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のペール（当時18歳）と交配したミスフロルアが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は小林仁。戦績は、中央平地15戦2勝2着3回、地方20戦0勝。1989年のアラブ王冠(アラ系4歳以上オープンハンデ)で2着に入った他、1989年の常葉ステークス(アラ系4歳以上オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

古賀末喜厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1988年）

6月25日、デビュー戦は横田吉光騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（福島ダート1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は456kg。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず3着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（福島ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横田吉光騎手（1戦0勝）。5頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり3着に敗れた。

7月30日、中2週で迎えた3戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（福島ダート1000m 曇/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るカネツケンジを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（1989年）

1月5日、約5か月半の休み明けで迎えた4戦目は、アラ系4歳以上300万下（中山ダート1200m 晴/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は横田吉光騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

2月4日、中3週で迎えた5戦目は、アラ系4歳以上300万下のアラブ特別（小倉芝2000m 晴/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で横田吉光騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露し、3着に入り込んだ。

2月19日、中1週で迎えた6戦目は、アラ系4歳以上300万下（小倉芝1800m 曇/重）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で横田吉光騎手（4戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた7戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上300万下のアラブ特別（中京ダート1700m 晴/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

4月23日、中5週で迎えた8戦目は、アラ系4歳以上700万下（新潟ダート1700m 曇/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

4月30日、連闘で迎えた9戦目は、アラ系4歳以上700万下のアラブ特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったカネサスパートに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

5月6日、連闘で迎えた10戦目は、アラ系4歳以上300万下（新潟芝2000m 外回り曇/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で田面木博公騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るライトファーストを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

10月1日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた11戦目は、南田美知雄騎手を鞍上に迎えて、常葉ステークス（福島芝1700m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

10月29日、中3週で迎えた12戦目は、アラ系4歳以上オープン（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり3着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた13戦目は、柴崎勇騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのアラブ王冠（福島芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったアキヒロホマレに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

4歳（1990年）

5月4日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた14戦目は、アラ系4歳以上700万下のアラブ特別（福島芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

5月12日、連闘で迎えた15戦目は、アラ系4歳以上400万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（6戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったロチシンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗れた。

5歳（1991年）

3月3日、約10か月の休養明けで迎えた16戦目は、山田保騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般B（中津ダート1760m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

3月18日、中1週で迎えた17戦目は、高砂哲二騎手を鞍上に迎えて、大分県馬主会長賞特別（中津ダート1760m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月13日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から25kg増やして迎えた18戦目は、見附正徳騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般A1（高崎ダート1500m 雨/良）に出走。6頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた19戦目は、市村勲騎手を鞍上に迎えて、しゃくなげ特別（高崎ダート1900m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。9着に敗れた。

7月26日、中2週で迎えた20戦目は、植栗守騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般A1 A2（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月15日、中2週で迎えた21戦目は、アラスプリンターズ賞（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は市村勲騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。10着に敗れた。

10月27日、中9週で迎えた22戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般A（高崎ダート1500m 雨/不良）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた23戦目は、アラ系一般A（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。9着に敗れた。

12月11日、中3週で迎えた24戦目は、鞍上は3戦連続で水野貴史騎手（2戦0勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月31日、中2週で迎えた25戦目は、米田弘一騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般A（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

6歳（1992年）

1月18日、中2週で迎えた26戦目は、デイリースポ賞（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は市村勲騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

1月31日、中1週で迎えた27戦目は、アラ系一般A（高崎ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で市村勲騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月29日、中7週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた28戦目は、アラ系一般A（高崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は米田弘一騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月22日、中2週で迎えた29戦目は、アラ系一般A B1（高崎ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は市村勲騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた30戦目は、アラ系一般A B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で市村勲騎手（5戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。3着を確保した。

8月14日、中4週で迎えた31戦目は、アラ系一般A B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で市村勲騎手（6戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月10日、中3週で迎えた32戦目は、アラ系一般A B1（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で市村勲騎手（7戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月9日、中3週で迎えた33戦目は、アラ系一般A（高崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で市村勲騎手（8戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた34戦目は、アラ系一般A（高崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で市村勲騎手（9戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月10日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた35戦目は、アラ系一般A B1（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で市村勲騎手（10戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。