エムジークロス（1996年生、母ハヤノキフジン）

エムジークロス（1996年5月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のモガミチャンピオン（当時11歳）と交配したハヤノキフジンが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は（有）千歳国際牧場。戦績は、地方13戦1勝2着3回。1999年の新春千葉盃(牝)で2着に入った他、1999年の関東オークス(牝地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

桑原義光厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（1998年）

9月30日、デビュー戦は五十嵐冬樹騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のカネコメフラワーに半馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月25日、中7週で迎えた2戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のりんどう特別（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

12月16日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦のポインセチア特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

3歳（1999年）

1月7日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた4戦目は、4歳（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったトップスキャンから4馬身差の2着に敗北した。

1月26日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳オープンの新春千葉盃（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したカクテルウィンディに半馬身届かず2着となった。

2月23日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳オープンのユングフラウ賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

3月17日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の菜の花特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

4月7日、中2週で迎えた8戦目は、佐藤裕太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のチューリップ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、カサイグローリアに半馬身交わされて2着となった。

4月28日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦のあやめ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤裕太騎手（1戦0勝）。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず4着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた10戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞の関東オークス（川崎ダート2100m 曇/重）に出走。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。3着を確保した。

6月8日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

6月18日、中0週で迎えた12戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のサルビア特別（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。

8月14日、中7週で迎えた13戦目は、一般B3三（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は佐藤裕太騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい13着に敗れた。