アイアイメーカー（1986年生、母アイアイビユテイー）

アイアイメーカー（1986年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栃栗毛。種牡馬のアーテイアス（当時12歳）と交配したアイアイビユテイーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は新冠林牧場。戦績は、中央平地13戦0勝、地方11戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は1989年のハーモニー特別。

経歴

デビュー前

川島和美厩舎（浦和）へ入厩。

2歳（1988年）

11月8日、デビュー戦は市澤正一騎手を鞍上に据えて、3歳（浦和ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は526kg。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイコーセダンから4馬身差の2着となった。

12月9日、中3週で迎えた2戦目は、本間光雄騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のグレートマサムネに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1989年）

1月1日、中2週で迎えた3戦目は、4歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本間光雄騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月1日、約4か月の休み明けで迎えた4戦目は、鍛炭幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のダイカツジヨイナに2馬身の差をつけて久々の一戦をモノにした。

6月21日、中6週で迎えた5戦目は、小林真治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のハーモニー特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のアイアイバトーをクビ差制して勝利を手に入れた。

7月14日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた6戦目は、3歳戦のハマナス特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林真治騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。10着に敗れた。

8月13日、中3週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた7戦目は、3歳戦のサマーホリデー特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は本間光雄騎手（2戦1勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月3日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月23日、中2週で迎えた9戦目は、一般C1六（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のミルテイアデスに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月7日、中1週で迎えた10戦目は、立冬特別（浦和ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた11戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、ゴールドホースシューズ特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。9着に終わった。

4歳（1990年）

1月21日、中8週で迎えた12戦目は、蛯名利弘騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名利弘騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり7着に終わった。

3月3日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下の潮来特別（中山芝1200m 外回り曇/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で蛯名利弘騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に敗れた。

3月25日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名利弘騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に敗れた。

4月15日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で蛯名利弘騎手（4戦0勝）。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下の米沢特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で蛯名利弘騎手（5戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で蛯名利弘騎手（6戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

6月3日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の甲斐駒特別（東京芝1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で蛯名利弘騎手（7戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい7着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下の白河特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で蛯名利弘騎手（8戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の尾瀬特別（福島芝1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は10戦連続で蛯名利弘騎手（9戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下のおけさ特別（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は11戦連続で蛯名利弘騎手（10戦0勝）。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下の出雲崎特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は12戦連続で蛯名利弘騎手（11戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で蛯名利弘騎手（12戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、4着を確保した。