ニホンピロザプラウ（2002年生、母ニホンピロテイト）

ニホンピロザプラウ（2002年4月5日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋北斗七星」。毛色は栗毛。種牡馬のウェイオブライト（当時6歳）と交配したニホンピロテイトが8歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）杵臼牧場。戦績は、中央平地23戦2勝2着1回、中央障害12戦1勝2着2回。2004年のききょうステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田所秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

7月4日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを取り切り、後続を2馬身以上離して、かなりのハイペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のマキオルーブルに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

8月7日、中1週で迎えた3戦目は、2歳オープンのフェニックス賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握り、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

9月5日、中3週で迎えた4戦目は、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（3戦1勝）。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

10月2日、中3週で迎えた5戦目は、2歳オープンのききょうステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（4戦1勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたレキシントンブルー決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

10月24日、中2週で迎えた6戦目は、2歳500万下のかえで賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で熊沢重文騎手（5戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

11月28日、中4週で迎えた7戦目は、2歳500万下のあけび賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で熊沢重文騎手（6戦1勝）。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

3歳（2005年）

2月26日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で熊沢重文騎手（7戦1勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

3月20日、中2週で迎えた9戦目は、3歳500万下の雪割草特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で熊沢重文騎手（8戦1勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた10戦目は、3歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で熊沢重文騎手（9戦1勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に敗れた。

4月30日、中2週で迎えた11戦目は、3歳500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で熊沢重文騎手（10戦1勝）。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って11着に終わった。

7月17日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から20kg増やして迎えた12戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の登別特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

8月14日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた13戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で北村浩平騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

9月10日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村浩平騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

12月25日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村浩平騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

4歳（2006年）

1月22日、中3週で迎えた16戦目は、南井大志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

6月24日、約5か月の休み明けで迎えた17戦目は、3歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井大志騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南井大志騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下の英彦山特別（小倉芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は北村浩平騎手（4戦0勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

8月20日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村浩平騎手（5戦0勝）。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のインターメルボルンをクビ差振り切って久しぶりに美酒を浴びた。

9月18日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の熊野特別（中京芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で北村浩平騎手（6戦1勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

10月29日、中5週で迎えた22戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の高雄特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。17頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず16着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の晩秋特別（東京芝2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

5歳（2007年）

2月25日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた24戦目は、佐久間寛志騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。3着に入った。

3月11日、中1週で迎えた25戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は南井大志騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月20日、中9週で迎えた26戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は北村浩平騎手（7戦1勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。10着に敗れた。

10月13日、約5か月の休養明けで迎えた27戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で北村浩平騎手（8戦1勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月17日、中4週で迎えた28戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は南井大志騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。3着に入った。

11月25日、連闘で迎えた29戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で南井大志騎手（5戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、勝ったオースミヘネシーから7馬身差の2着に敗北した。

6歳（2008年）

1月27日、中8週で迎えた30戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で南井大志騎手（6戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、2着のナイトフライヤーに3/4馬身の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

2月16日、中2週で迎えた31戦目は、淀ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3790m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で南井大志騎手（7戦1勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月30日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた32戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2900m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で南井大志騎手（8戦1勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月28日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた33戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 晴）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったマーブルジーンから2馬身半差の2着となった。

7歳（2009年）

1月17日、中2週で迎えた34戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3190m 晴）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（11戦1勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月5日、約5か月半の休み明けで迎えた35戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 曇）に出走。鞍上は黒岩悠騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。7着に敗れた。