ヴィーノ（2005年生、母リンダスト）

ヴィーノ（2005年5月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ワイン（西）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のミレニアムバイオ（当時7歳）と交配したリンダストが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）ケイアイファーム。戦績は、中央平地7戦0勝、地方5戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の一般D3-2。

経歴

デビュー前

1歳のとき、野付ライディングファームから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、レックスによって126万円で落札された。

平井雄二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

7月5日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は448kg。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた2戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。

10月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい14着に終わった。

11月11日、中4週で迎えた4戦目は、亀井洋司騎手を鞍上に迎えて、一般D3-2（門別ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、デンコウマーチンに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月20日、連闘で迎えた5戦目は、一般D3-2（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で亀井洋司騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のテスタンミラクルに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2009年）

5月5日、約5か月半の休養明けで迎えた6戦目は、一般D3-1（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で亀井洋司騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

5月13日、連闘で迎えた7戦目は、一般D3-1（札幌(地)ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で亀井洋司騎手（3戦1勝）。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、ブラックシップに交わされて1馬身半差の2着に敗れた。

6月2日、中2週で迎えた8戦目は、一般D3-1（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で亀井洋司騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

7月18日、中6週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた9戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の閃光特別（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての16番人気で17番ゲートからスタート。18着に終わった。

9月5日、中6週で迎えた10戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

5歳（2010年）

3月13日、約6か月半の休養明けで迎えた11戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚を伸ばせず16着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた12戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に終わった。