ブゼンデルタ（1985年生、母カシマグリーン）

Buzen Delta

1985.02.22

ブゼンデルタ（1985年2月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシーホーク（当時22歳）と交配したカシマグリーンが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）畠山牧場。戦績は、中央平地15戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1988年の4歳以上400万下(牝)。

経歴

デビュー前

上田三千夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1988年）

3月5日、デビュー戦は田所清広騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は436kg。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったリードレデオンに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

3月13日、連闘で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳新馬（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田所清広騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のマルタカジャンボに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月26日、中1週で迎えた3戦目は、4歳400万下のアネモネ賞（阪神芝1600m 雨/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で田所清広騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

4月10日、中1週で迎えた4戦目は、4歳400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田所清広騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

5月28日、中6週で迎えた5戦目は、鍜治谷誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳400万下（阪神芝1600m 晴/重）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた6戦目は、4歳400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鍜治谷誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では超凡な末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

6月26日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳400万下（中京ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は田所清広騎手（4戦1勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。

7月16日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下の豊前特別（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田所清広騎手（5戦1勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ハイペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

7月31日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田所清広騎手（6戦1勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月10日、中5週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で田所清広騎手（7戦1勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は一杯になって10着に敗れた。

10月1日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田所清広騎手（8戦1勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

10月22日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田所清広騎手（9戦1勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、4着に入った。

11月6日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で田所清広騎手（10戦1勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入った。

11月19日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で田所清広騎手（11戦1勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のトーアソウルを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

12月3日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で田所清広騎手（12戦2勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。