マルタカジャンボ（1985年生、母マルタカフラワー）

マルタカジャンボ（1985年4月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーザリー（当時13歳）と交配したマルタカフラワーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は原武久。戦績は、中央平地19戦3勝2着2回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1990年の5歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

吉田三郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1988年）

2月27日、デビュー戦は林満明騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（阪神ダート1800m 小雨/稍重）に出走。馬体重は466kg。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

3月13日、中1週で迎えた2戦目は、中竹和也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳新馬（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったブゼンデルタに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4月3日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中竹和也騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって10着に敗れた。

4月17日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中竹和也騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

5月15日、中3週で迎えた5戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（京都芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。17頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のテンザンラッキーを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

5月28日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳400万下（阪神芝1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（1戦1勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

4歳（1989年）

7月30日、約14か月半の休み明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた7戦目は、4歳以上400万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は中竹和也騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて8着に終わった。

8月26日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中竹和也騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

9月24日、中3週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた9戦目は、佐伯清久騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

11月4日、中5週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（2戦1勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず11着に敗れた。

11月26日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下（京都芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は佐伯清久騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、勝ったハギノアルファーにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

12月16日、中2週で迎えた12戦目は、田島良保騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の吹田特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に敗れた。

5歳（1990年）

1月5日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は佐伯清久騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

1月27日、中2週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた14戦目は、清水英次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で清水英次騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

3月11日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は佐伯清久騎手（3戦0勝）。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

5月13日、中8週で迎えた17戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐伯清久騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のブシュウボタンを半馬身振り切って久々に勝利を挙げた。

6月9日、中3週で迎えた18戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神芝2000m 雨/不良）に出走。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

6月24日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のダイアモンドエリナをハナ差振り切って3勝目を手に入れた。

11月11日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた20戦目は、五十嵐剛紹騎手を鞍上に迎えて、霜月特別（新潟(地)ダート1600m 雨/不良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。8着に敗れた。