コパノマリーン（2013年生、母ヴォークリンデ）

コパノマリーン（2013年3月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋海」。毛色は鹿毛。種牡馬のヴィクトワールピサ（当時6歳）と交配したヴォークリンデが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ヤナガワ牧場。主な勝ち鞍は2017年の不知火特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

斎藤誠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

12月13日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り小雨/稍重）に出走。馬体重は426kg。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のブライテストムーンに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2016年）

1月11日、中3週で迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のフェアリーステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

2月13日、中4週で迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って16着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下の黄梅賞（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦1勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい7着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた5戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

6月19日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から22kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は一杯になって16着に敗れた。

6月26日、連闘で迎えた7戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の奥尻特別（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

4歳（2017年）

2月18日、約8か月の休養明けで迎えた8戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。端をきる形となり、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘魂で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のローズクランスに1馬身3/4の差をつけて久しぶりの一戦を物にした。

4月8日、中6週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の野島崎特別（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の石和特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦1勝）。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

7月9日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の織姫賞（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて抜け出し、最後は2着のスターファセットに3馬身の差をつけて3勝目を手にした。

7月30日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の不知火特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。主導権を握り、リードを5馬身以上キープして、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のスロトングスピリットで渋太く粘り込んで、最後は2着のタニノアーバンシーに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

8月13日、中1週で迎えた13戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の博多ステークス（小倉芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立ち、リードを5馬身以上保って、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

5歳（2018年）

1月13日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた14戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデG3の愛知杯（中京芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。競走中止となった。

3月25日、中9週で迎えた15戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の美浦ステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

5月5日、中5週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上1600万下のパールステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦1勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい7着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた17戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の下鴨ステークス（京都芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が衰えて15着に敗れた。

6月16日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上1600万下のジューンステークス（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

7月28日、中5週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の佐渡ステークス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

12月9日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた20戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の常総ステークス（中山芝1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた21戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のサンタクロースステークス（阪神芝2000m 小雨/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。

6歳（2019年）

2月10日、中6週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上1600万下の初音ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

3月9日、中3週で迎えた23戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1600万下のうずしおステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。