タンカノキミ（2017年生、母ダンシングマオ）

タンカノキミ（2017年4月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「丹花の君。赤い花のように魅力的な美人の姿。父母名から連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のヴァーミリアン（当時15歳）と交配したダンシングマオが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道登別市、生産者は登別上水牧場。主な勝ち鞍は2022年の鳴滝酒造「聚楽太閤」賞(C2 18)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、登別上水牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、岡浩二によって756万円で落札された。5歳のとき、サンデーヒルズから「ジェイエス冬季繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、藤島成花によって60.5万円で落札された。

大根田裕之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2020年）

1月25日、デビュー戦は国分恭介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/重）に出走。馬体重は430kg。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、伸びてきたヴァンタブラック決め手に屈して半馬身差の2着となった。

4歳（2021年）

6月19日、約17か月の休み明けで迎えた2戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた3戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で国分恭介騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

5歳（2022年）

5月17日、約10か月半の休養明けで迎えた4戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、シャクヤク特別（門別ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

5月31日、中1週で迎えた5戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、クレマチス特別（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

6月22日、中2週で迎えた6戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、キンギョソウ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた7戦目は、若杉朝飛騎手を鞍上に迎えて、あっさぶふるさと夏まつり特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

7月14日、連闘で迎えた8戦目は、アベリア特別（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で若杉朝飛騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

8月2日、中2週で迎えた9戦目は、石堂響騎手を鞍上に迎えて、ふるさと日高応援特別（門別ダート1700m 曇/不良）に出走。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた10戦目は、胆振軽種馬農業協同組合特別（門別ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石堂響騎手（1戦0勝）。6頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

9月17日、中4週で迎えた11戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったパフドラムに詰め切れず、約11馬身差の2着に敗北した。

10月2日、中1週で迎えた12戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた13戦目は、鳴滝酒造「聚楽太閤」賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹吉徹騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のムーンパレスをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

11月5日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で竹吉徹騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

12月2日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で竹吉徹騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったサトノタケルに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

12月25日、中2週で迎えた16戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、SAGAジョッキーズセレクション（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では息長く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のアーバンシンガーをハナ差振り切って2勝目を掴み取った。

6歳（2023年）

1月15日、中2週で迎えた17戦目は、佐賀牛特選（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて、最後は2着のオデンセをクビ差振り切って優勝

2月9日、中3週で迎えた18戦目は、楽天競馬杯ポイント還元賞（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（6戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

2月23日、中1週で迎えた19戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で竹吉徹騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

3月10日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C1-7（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で竹吉徹騎手（8戦2勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた21戦目は、SAGAジョッキーズグランプリ（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で竹吉徹騎手（9戦2勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

4月8日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、清明特選（佐賀ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で竹吉徹騎手（10戦2勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた23戦目は、佐藤哲三来場記念（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で竹吉徹騎手（11戦2勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた24戦目は、山田義貴騎手を鞍上に迎えて、FUJI1周年記念レース（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。