ティーエムヒロイン（2006年生、母オグリウェルズ）

ティーエムヒロイン（2006年4月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋女主人公」。毛色は鹿毛。種牡馬のプリサイスエンド（当時9歳）と交配したオグリウェルズが14歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は水丸牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方24戦2勝。主な勝ち鞍は2009年のフォーチュネイト菜の花特別。

経歴

デビュー前

1歳のとき、六郎田靖から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、タイヘイ牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ビーステーブルによって157.5万円で落札された。2歳のとき、大栄牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

鷹見浩厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2008年）

8月16日、デビュー戦は有年淳騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は442kg。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

9月2日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、2歳（大井ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で有年淳騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサチノマンゴーに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のみずどり特別（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

12月30日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の2歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、4着に終わった。

3歳（2009年）

1月20日、中2週で迎えた6戦目は、3歳戦のフォーチュネイト寒椿特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月5日、中5週で迎えた7戦目は、3歳戦のフォーチュネイトパンジー特別（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（3戦1勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

3月26日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦のフォーチュネイト菜の花特別（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のテラザシャーマンをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

7月18日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた9戦目は、3歳以上500万下の閃光特別（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（5戦2勝）。18頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。11着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた10戦目は、ほうおう座特別（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で戸崎圭太騎手（6戦2勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた11戦目は、いて座特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で戸崎圭太騎手（7戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

9月13日、中2週で迎えた12戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、うお座特別（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず10着に終わった。

9月28日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた13戦目は、安藤洋一騎手を鞍上に迎えて、世田谷区特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には届かず12着に終わった。

10月19日、中2週で迎えた14戦目は、的場直之騎手を鞍上に迎えて、渋谷区特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず13着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた15戦目は、時雨特別（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場直之騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず15着に終わった。

12月29日、中7週で迎えた16戦目は、イヤーエンド特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場直之騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず15着に終わった。

4歳（2010年）

1月18日、中2週で迎えた17戦目は、ウエルカム2010賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場直之騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた18戦目は、初午特別（大井ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場直之騎手（4戦0勝）。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

3月1日、中3週で迎えた19戦目は、脇本一幸騎手を鞍上に迎えて、春雷特別（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1四五（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で脇本一幸騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた21戦目は、一般C1五六（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で脇本一幸騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では速い脚を使えず15着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1三四（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で脇本一幸騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では目立つような脚を使えず15着に終わった。

5月20日、中3週で迎えた23戦目は、一般C1四五（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で脇本一幸騎手（4戦0勝）。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた24戦目は、万緑特別（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で脇本一幸騎手（5戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず15着に終わった。

7月1日、中3週で迎えた25戦目は、一般C1四五（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で脇本一幸騎手（6戦0勝）。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。