ステキナポケット（2009年生、母マーゴーン）

ステキナポケット（2009年2月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「素敵な＋父名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時11歳）と交配したマーゴーンが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）辻牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方32戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は2013年の翠明橋公園賞(一般C4-3)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、辻牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

田中剛厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

11月19日、デビュー戦は横山義行騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1400m 雨/良）に出走。馬体重は448kg。18頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

3歳（2012年）

2月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

4月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

6月9日、中6週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

7月12日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、一般C4-5（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、勝ったサクラアニバーサリに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

7月18日、連闘で迎えた6戦目は、室蘭ゆるキャラくじらん賞（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では途轍もない末脚を爆発させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のヒロイックボーイに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

8月9日、中2週で迎えた7戦目は、一般C4-3（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木国明騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた8戦目は、函館真イカ賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木国明騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマヤノポルカをハナ差振り切って制した。

9月5日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のマイヤ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木国明騎手（4戦2勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい4着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた10戦目は、石川駿介騎手を鞍上に迎えて、一般C4-1（門別ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた11戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-1（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったヴィサージュに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

10月17日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C4-1（門別ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は石川駿介騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天授の負けじ魂を発揮してゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C4-1（門別ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、伸びてきたアバーブゴッド決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

11月14日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C4-1（門別ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4歳（2013年）

5月3日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた15戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、黒ラベルThe北海道特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったグッドシーユーに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

5月29日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上C4-1（門別ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

6月13日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、登別地獄まつり賞（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

6月25日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた18戦目は、オホーツク「オホ☆キャラ」賞（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は松井伸也騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

7月25日、中3週で迎えた19戦目は、門別ライオンズクラブ特別（門別ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた20戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、翠明橋公園賞（門別ダート1000m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線に入ると、前で粘るニットウハルキを異次元の末脚で3/4馬身差し切って3勝目を掴み取った。

8月21日、中1週で迎えた21戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、一般社団法人東京馬主協会賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露したが、4着に終わった。

9月18日、中3週で迎えた22戦目は、インディアン水車まつり賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は阿部龍騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた23戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、すながわスイートロード賞（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではキレのある末脚を発揮したが、4着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上C33 C41（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた25戦目は、襟裳岬賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、勝ったヒミノコンドルに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

11月13日、中1週で迎えた26戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、ありがとう「福山競馬」記念賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

5歳（2014年）

4月29日、約5か月半の休み明けで迎えた27戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

5月29日、中3週で迎えた28戦目は、平取町芽生すずらん群生地賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川倭騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月5日、連闘で迎えた29戦目は、おけと人間ばん馬大会特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石川倭騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

7月10日、中4週で迎えた30戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は阿部龍騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた31戦目は、新ひだか夏まつり賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

9月3日、中5週で迎えた32戦目は、なかしべつ開陽台賞（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は石川倭騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた33戦目は、3歳以上C33 C41（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（5戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた34戦目は、3歳以上C33 C41（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川倭騎手（6戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

10月29日、中3週で迎えた35戦目は、沙流川賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石川倭騎手（7戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた36戦目は、3歳以上C33 C41（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は松井伸也騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。