グッドシーユー（2008年生、母エンゼルカロ）

グッドシーユー（2008年3月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「あなたに会えて嬉しい」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時16歳）と交配したエンゼルカロが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地9戦0勝、地方28戦15勝2着3回。主な勝ち鞍は2015年のサンシャイン特選(C2-1)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、荒牧政美によって3,885万円で落札された。

宗像義忠厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

4月10日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は520kg。18頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず15着に終わった。

7月30日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず18着に終わった。

9月18日、中6週で馬体重を前走からさらに20kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。18頭立ての17番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを18番手で通過。直線では決め手が足りず18着に終わった。

4歳（2012年）

9月25日、約12か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg戻して迎えた4戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、一般C4-6（門別ダート1700m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブライアンズビートに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月10日、中1週で迎えた5戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、天馬街道賞（門別ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のアースワンラブに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

10月30日、中2週で迎えた6戦目は、日高山脈賞（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のスタンドアップに1馬身半の差をつけて順当に勝利した。

5歳（2013年）

5月3日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた7戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、黒ラベルThe北海道特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のステキナポケットに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月10日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg絞って迎えた8戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

12月21日、中5週で迎えた9戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい11着に終わった。

6歳（2014年）

2月15日、中7週で迎えた10戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

3月29日、中5週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

7月5日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

10月19日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて8着に終わった。

11月15日、中3週で迎えた14戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 31（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエーシンロンマーに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

11月30日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C2 25（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイエスオッケーに5馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

12月6日、連闘で迎えた16戦目は、3歳以上C2 33（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のイチザブイを半馬身振り切って断然の支持に応えた。

12月28日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したインワンブレスを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

7歳（2015年）

2月1日、中4週で迎えた18戦目は、4歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（4戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のベルモントタイムに1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

2月15日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（5戦4勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたベストドロップ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

4月11日、中7週で迎えた20戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で山口勲騎手（6戦4勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のチェンジアップに1馬身の差をつけて断然人気に応えた。

5月2日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山口勲騎手（7戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のオモテナシに2馬身半の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

5月17日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で山口勲騎手（8戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で山口勲騎手（9戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスプレンドオリオンを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

6月14日、中1週で迎えた24戦目は、こぐま座特選（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で山口勲騎手（10戦7勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた25戦目は、グリーンチャンネル賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は12戦連続で山口勲騎手（11戦7勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のエーデルシュタインに1馬身半の差をつけて勝利数を12に伸ばす

7月11日、中1週で迎えた26戦目は、半夏生特選（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は13戦連続で山口勲騎手（12戦8勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた27戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、サンシャイン特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のトーホウジュリアに1馬身の差をつけて勝利数を13に伸ばす

8月16日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は山口勲騎手（13戦8勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のエーデルシュタインを半馬身振り切って断トツ人気に応えた。

9月6日、中2週で迎えた29戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったグルービーメテオに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

9月20日、中1週で迎えた30戦目は、長崎街道境原宿特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

10月4日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中直人騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

10月12日、連闘で迎えた32戦目は、秋涼賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（14戦9勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

11月8日、中3週で迎えた33戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（15戦9勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るグレイスナカヤマを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月22日、中1週で迎えた34戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、長崎街道北方宿特選（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

12月12日、中2週で迎えた35戦目は、神楽酒造（株）協賛ひむかのくろうま賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は山口勲騎手（16戦10勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず3着に敗れた。

12月27日、中1週で迎えた36戦目は、ディセンバー特選（佐賀ダート1750m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は藤本現暉騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

8歳（2016年）

1月3日、連闘で迎えた37戦目は、福寿草賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤本現暉騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入り込んだ。