スタンドアップ（2008年生、母ギャラントハウス）

スタンドアップ（2008年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「立ち上がれ」。毛色は栗毛。種牡馬のアフリート（当時24歳）と交配したギャラントハウスが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（株）本桐牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方28戦4勝2着6回。主な勝ち鞍は2014年の大東大原水かけ祭りレース(一般C1一)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、本桐牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

土田稔厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

6月11日、デビュー戦は小林淳一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 雨/重）に出走。馬体重は466kg。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

7月2日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた3戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

10月20日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、石川駿介騎手を鞍上に迎えて、一般C4-5（門別ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着を確保した。

10月25日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた5戦目は、一般C4-5（門別ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石川駿介騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた6戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、一般C4-5（門別ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったウエスタンジェミーをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

4歳（2012年）

4月26日、約5か月半の休養明けで迎えた7戦目は、一般C4-4（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のバンブーアーセナルに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月4日、中9週で迎えた8戦目は、一般C4-3（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた9戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、豊似湖賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた10戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、一般C4-3（門別ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のムーンラビットを3/4馬身振り切って優勝

8月22日、中2週で迎えた11戦目は、一般C4-1（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた12戦目は、みゆき通り賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた13戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、一般C4-1（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（4戦1勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では超凡な末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

10月16日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（5戦1勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた16戦目は、日高山脈賞（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は佐々木国明騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったグッドシーユーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

11月14日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C4-1（門別ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（6戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では逸出した伸びを見せたが、勝ったデンコウチャームにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

12月21日、中4週で迎えた18戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、やまだともひろバースデー記念（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

5歳（2013年）

1月30日、中5週で迎えた19戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

2月6日、連闘で迎えた20戦目は、一般C15（名古屋ダート800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた21戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で阪野学騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

3月6日、中1週で迎えた22戦目は、持原大志騎手を鞍上に迎えて、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた23戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で持原大志騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したダイヤモンドパールにクビ差届かず2着となった。

4月3日、中1週で迎えた24戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で持原大志騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヴァルカモニカに5馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

5月6日、中4週で迎えた25戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、豊沢川レース（盛岡ダート1600m 小雨/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したルミナスヘイローにアタマ差届かず2着に甘んじた。

9月23日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた26戦目は、一般B2十（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

10月5日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた27戦目は、一般B2十（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤雄一騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、抜け出したサクラゲルダを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月21日、中1週で迎えた28戦目は、一般B2十（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で斎藤雄一騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

11月25日、中4週で迎えた29戦目は、希望の泉レース（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で斎藤雄一騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた30戦目は、コズライトレース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で斎藤雄一騎手（5戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6歳（2014年）

1月13日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた31戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、大東大原水かけ祭りレース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のボウシュに1馬身半の差をつけて4勝目を挙げた。