スプレンドオリオン（2011年生、母タイトルタイム）

スプレンドオリオン（2011年5月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「輝くオリオン座」。毛色は栗毛。種牡馬のオリオンザサンクス（当時15歳）と交配したタイトルタイムが19歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は川上悦夫。戦績は、中央平地2戦0勝、地方32戦5勝2着7回。主な勝ち鞍は2014年の3歳。

経歴

デビュー前

小西一男厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

2月10日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

3月15日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

4月19日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた3戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、エイブルカイザーに交わされて2馬身差の2着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小松丈二騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、マルサンマリナーに半馬身交わされて2着となった。

5月17日、中1週で迎えた5戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマイネニンファを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

5月31日、中1週で迎えた6戦目は、渡辺博文騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったバレンタインカラーに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

6月15日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

6月28日、中1週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた8戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は渡辺博文騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

7月13日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は小松丈二騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では稟性の敢闘精神でゴールまでタレずに走り切り、3着に入り込んだ。

7月26日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小松丈二騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

8月9日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は渡辺博文騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に終わった。

8月19日、中0週で迎えた12戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺博文騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったハクユウジャックに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

9月7日、中2週で迎えた13戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺博文騎手（4戦0勝）。6頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアイディンスターズをハナ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

9月14日、連闘で迎えた14戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺博文騎手（5戦1勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

10月5日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺博文騎手（6戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で渡辺博文騎手（7戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず4着に終わった。

11月8日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で渡辺博文騎手（8戦1勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず3着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

12月14日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は渡辺博文騎手（9戦1勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のハクユウデイジーに1馬身半の差をつけて優勝

12月28日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺博文騎手（10戦2勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に敗れた。

4歳（2015年）

1月11日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺博文騎手（11戦2勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のマイネルフンケルンに2馬身の差をつけて制した。

2月1日、中2週で迎えた22戦目は、クロッカス賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺博文騎手（12戦3勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

2月14日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺博文騎手（13戦3勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい7着に敗れた。

3月7日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で渡辺博文騎手（14戦3勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は垂れてしまい7着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で渡辺博文騎手（15戦3勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったワンダーストラに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

4月19日、中2週で迎えた26戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた27戦目は、山口以和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 雨/重）に53kgの軽斤量で出走。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた28戦目は、三村展久騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマイネルフンケルンに1馬身半の差をつけて4勝目を手中に収めた。

5月31日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三村展久騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、グッドシーユーに交わされて1馬身差の2着となった。

6月14日、中1週で迎えた30戦目は、こぐま座特選（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で三村展久騎手（2戦1勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた31戦目は、グリーンチャンネル賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で三村展久騎手（3戦1勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、最後はエステージャと並んで3着同着となった。

7月11日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で三村展久騎手（4戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るカロミオベンを上がり2位の末脚でハナ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

7月25日、中1週で迎えた33戦目は、サンシャイン特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺博文騎手（16戦3勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

8月8日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた34戦目は、立秋特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は三村展久騎手（5戦2勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。