タマモタップダンス（2019年生、母チャームダンス）

タマモタップダンス（2019年3月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+踊りの一種」。毛色は栗毛。種牡馬のエスポワールシチー（当時14歳）と交配したチャームダンスが17歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は前田牧場。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

11月21日、デビュー戦は永野猛蔵騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は492kg。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったオリに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3歳（2022年）

1月5日、中5週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で永野猛蔵騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では弾けるように疾駆したが、伸びてきたシンボリックレルム決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

2月12日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したランスオブウェイブを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

3月12日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は永野猛蔵騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、速いペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持久力で渋太く粘り続けて、最後は2着のリトルポピーに2馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

4月9日、中3週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永野猛蔵騎手（3戦1勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、リードを2馬身以上保って、非常に速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

5月15日、中4週で迎えた6戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳1勝クラス（中京ダート1800m 晴/重）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

7月17日、中8週で迎えた7戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 小雨/稍重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

8月6日、中2週で迎えた8戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、カラフルキューブに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月20日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌大騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、スミに交わされて1馬身差の2着となった。

9月3日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小林凌大騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

12月18日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は永野猛蔵騎手（4戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

4歳（2023年）

1月9日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目を引く伸びを見せたが、伸びてきたエレガントチャーム決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

2月5日、中3週で迎えた13戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

3月18日、中5週で迎えた14戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 小雨/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

4月9日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は永野猛蔵騎手（5戦1勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、トゥーサンに交わされて2馬身差の2着となった。

4月23日、中1週で迎えた16戦目は、小林美駒騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

6月25日、中8週で迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は小林凌大騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

7月22日、中3週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌大騎手（4戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のように疾駆したが、マテンロウアイに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

8月5日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小林凌大騎手（5戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

8月26日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のヘニータイフーンに1馬身3/4の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

10月22日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

12月17日、中7週で迎えた22戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

5歳（2024年）

2月4日、中6週で迎えた23戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの由布院特別（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では稟性の勝負根性でゴールまでタレずに走り切ったが、4着に終わった。

3月2日、中3週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの早鞆特別（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

2024年3月7日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。