ハギノオーロ（2017年生、母ハギノアーク）

ハギノオーロ（2017年5月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+金、黄金、貴重なもの(伊)」。毛色は鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時14歳）と交配したハギノアークが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は村下明博。戦績は、中央平地2戦0勝。主な勝ち鞍は2020年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

高野友和厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

10月12日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 雨/不良）に出走。馬体重は500kg。18頭立ての5番人気で17番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に敗れた。

11月23日、中5週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

3歳（2020年）

2月16日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から20kg減らして迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて12着に敗れた。

3月7日、中2週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた4戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天授の勝負根性でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月29日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

4月26日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤新騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では少しずつ前との差を詰めて、最後は2着のグラナートロートをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

6月14日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で斎藤新騎手（3戦1勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

8月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の負けじ心を発揮してゴールまで勇戦し、5着を確保した。

9月21日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。

12月19日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた10戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

4歳（2021年）

1月17日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

7月17日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は藤懸貴志騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、緩みのないペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、3着を確保した。

8月15日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

10月10日、中7週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤懸貴志騎手（4戦0勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のガッツで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のアップリバーをクビ差振り切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

5歳（2022年）

2月19日、約4か月半の休養明けで迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤懸貴志騎手（5戦1勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

4月16日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で藤懸貴志騎手（6戦1勝）。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

6月12日、中7週で迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラスの恵那特別（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤懸貴志騎手（7戦1勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

10月10日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で藤懸貴志騎手（8戦1勝）。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり15着に終わった。

10月20日、中0週で迎えた19戦目は、けやき賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で藤懸貴志騎手（9戦1勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

11月27日、中4週で迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で藤懸貴志騎手（10戦1勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

6歳（2023年）

2月4日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、4歳以上2勝クラスの有田特別（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で藤懸貴志騎手（11戦1勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで踏ん張ったが、ララシャンドンに3/4馬身交わされて2着となった。

2月19日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上2勝クラスの伊万里特別（小倉ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は11戦連続で藤懸貴志騎手（12戦1勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天授の闘争本能でゴールまで頑張り、3着に入った。

4月15日、中7週で迎えた23戦目は、4歳以上2勝クラスのラジオ福島賞（福島ダート1150m 雨/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で藤懸貴志騎手（13戦1勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

7月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた24戦目は、3歳以上2勝クラスのさくらんぼ特別（福島ダート1150m 晴/稍重）に出走。鞍上は西村淳也騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

8月19日、中6週で迎えた25戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの雲仙特別（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に敗れた。

2023年9月7日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。