シンメイライコウ（1994年生、母ラブシックブルース）

シンメイライコウ（1994年3月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のバンブーアトラス（当時15歳）と交配したラブシックブルースが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（株）タイヘイ牧場。戦績は、中央平地35戦4勝2着4回、中央障害6戦1勝2着1回。1999年の京都ジャンプステークス(ハンデJG3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1996年）

12月1日、デビュー戦は岸滋彦騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は506kg。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた2戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

3歳（1997年）

1月11日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

1月26日、中1週で迎えた4戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/重）に出走。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、非常に遅いペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

3月2日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

3月16日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

3月22日、連闘で迎えた8戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で四位洋文騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく9着に敗れた。

4月5日、中1週で迎えた9戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1400m 小雨/不良）に50kgの軽斤量で出走。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた10戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

4月27日、連闘で迎えた11戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、キングマッカーサーに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

5月11日、中1週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

5月24日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中京芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったヤエノビューティに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月14日、中2週で迎えた14戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は橋本広喜騎手（1戦0勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた15戦目は、4歳未勝利（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のグッドアドマイヤに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月12日、中1週で迎えた16戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、伸びてきたジンテマリ決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

10月12日、約3か月の休養明けで迎えた17戦目は、4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のアイアムダンディーをクビ差振り切って2勝目をマークした。

11月16日、中2週で迎えた19戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の精進湖特別（東京芝1400m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた20戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の伊吹山特別（中京芝1200m 小雨/不良）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら13番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、5着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた21戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

12月21日、連闘で迎えた22戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

4歳（1998年）

1月11日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の室町特別（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた24戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の伏見特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

2月1日、連闘で迎えた25戦目は、5歳以上900万下の宇治川特別（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

2月22日、中2週で迎えた26戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（5戦1勝）。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では最後まで息が続かず15着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた27戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の鈴鹿特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したトキオリアリティーを差し切れず、1馬身差の2着となった。

4月4日、中3週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の乗鞍特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

4月19日、中1週で迎えた29戦目は、5歳以上900万下の郡上八幡特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のバイアリーガルを半馬身振り切って制した。

5月3日、中1週で迎えた30戦目は、5歳以上1600万下の府中ステークス（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

11月14日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた31戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（3戦1勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の伊吹山特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（5戦0勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた33戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下の鳥羽特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

12月27日、中1週で迎えた34戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るホクトガーランドを交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5歳（1999年）

1月24日、中3週で迎えた35戦目は、佐伯清久騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下の石清水ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は減速してしまい12着に終わった。

2月20日、中3週で迎えた36戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で佐伯清久騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。最後は、2着のエイシンブルーザーをクビ差制して5勝目をゲットした。

3月27日、中4週で迎えた37戦目は、障害5歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3150m 雨）に出走。鞍上は3戦連続で佐伯清久騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月24日、中3週で迎えた38戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 雨）に出走。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったカブトフドオからクビ差の2着となった。

5月16日、中2週で迎えた39戦目は、酒井浩騎手を鞍上に迎えて、ハンデJ・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。3着に入った。

9月5日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた40戦目は、障害4歳以上オープン（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。鞍上は佐伯清久騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月19日、中1週で馬体重を前走から22kg絞って迎えた41戦目は、ナッキージャンプステークス（中山障害芝3030m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐伯清久騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。12着に敗れた。