ユウジングレイシー（1998年生、母リワードフレンジー）

ユウジングレイシー（1998年5月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のジョリーズヘイロー（当時11歳）と交配したリワードフレンジーが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）金成吉田牧場。戦績は、地方13戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2001年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、吉田実から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、山田裕仁によって840万円で落札された。

後藤保厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（2000年）

5月31日、デビュー戦は安藤光彰騎手を鞍上に据えて、2歳戦のチャレンジ（笠松ダート800m 雨/重）に出走。馬体重は486kg。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

7月10日、中5週で迎えた2戦目は、2歳戦のチャレンジ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

10月12日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、渋谷裕喜騎手を鞍上に迎えて、3歳（門別ダート1000m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のキャニオンスージーをアタマ差制して初白星を挙げた。

10月31日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、米川昇騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のファイナルアタック（門別ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、勝ったゴールデンアルジェから1馬身半差の2着に敗北した。

11月15日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた5戦目は、3歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で米川昇騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のビショウネンに6馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月28日、中5週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた6戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（2戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったオグリファイターに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3歳（2001年）

1月24日、中3週で迎えた7戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、オグリファイターにクビ差交わされて2着に甘んじた。

2月21日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤光彰騎手（4戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のゴッドトルネードに4馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

10月15日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から24kg戻して迎えた9戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の野菊賞（笠松ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。

11月8日、中2週で迎えた10戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、伸びてきたアメージンドリーム決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

12月17日、中5週で迎えた11戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて、最後は2着のビーマイマックスをクビ差振り切って4勝目を獲得した。

4歳（2002年）

8月2日、約7か月半の休養明けで迎えた12戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C3二（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

9月6日、中4週で迎えた13戦目は、一般C3一ア（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。