ヨウザンフウ（2011年生、母ピンクトルネード）

ヨウザンフウ（2011年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「鷹山風。震災復興への強い願いを込めて」。毛色は栗毛。種牡馬のタニノギムレット（当時12歳）と交配したピンクトルネードが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は土田和男。戦績は、中央平地7戦0勝、地方32戦6勝2着4回。主な勝ち鞍は2017年の一般C2四。

経歴

デビュー前

土田稔厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

11月24日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

3歳（2014年）

2月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

3月18日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた3戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のベストビット特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

6月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

7月13日、中4週で迎えた5戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2600m 小雨/良）に出走。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

8月2日、中2週で迎えた6戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず10着に終わった。

8月31日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で伴啓太騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

9月27日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で伴啓太騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

11月5日、中5週で迎えた9戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイーグルズアイに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月17日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた11戦目は、一般C2八九十（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。

4歳（2015年）

3月6日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から9kg絞って迎えた12戦目は、一般C2九十（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（3戦1勝）。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

4月1日、中3週で迎えた13戦目は、一般C2八九十（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で繁田健一騎手（4戦1勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

5月1日、中3週で迎えた14戦目は、一般C2十二十三（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で繁田健一騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて、最後は2着のステキステキを3/4馬身振り切って優勝

5月12日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2六七八（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で繁田健一騎手（6戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のミヤビソーダライトを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

10月8日、約5か月の休み明けで迎えた16戦目は、坂東ケンボロー記念（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で繁田健一騎手（7戦3勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2八九十（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で繁田健一騎手（8戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

11月17日、中3週で迎えた18戦目は、一般C2五六七（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

12月14日、中3週で迎えた19戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は繁田健一騎手（9戦3勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。

5歳（2016年）

1月4日、中2週で迎えた20戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（10戦3勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったシゲルヤマトにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

1月29日、中3週で迎えた21戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（11戦3勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のシゲルヤマトをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

2月19日、中2週で迎えた22戦目は、一般C2十一十二（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（12戦4勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したテラザホットにハナ差届かず2着となった。

3月2日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2七八九（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で繁田健一騎手（13戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のカーニバルダクスに1馬身半の差をつけて5勝目を挙げた。

3月28日、中3週で迎えた24戦目は、須賀さん事務長復帰記念（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で繁田健一騎手（14戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

8月9日、約4か月半の休養明けで迎えた25戦目は、一般C2四五（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、4着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2三四（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

9月9日、中2週で迎えた27戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（15戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

10月7日、中3週で迎えた28戦目は、菜穂子さん誕生日記念（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（16戦5勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったアプレイザルに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

10月20日、中1週で迎えた29戦目は、公益社団法人群馬県畜産協会長賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（17戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた30戦目は、一般C2九十十一（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（18戦5勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

12月14日、中5週で迎えた31戦目は、一般C2九十十一（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で繁田健一騎手（19戦5勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

6歳（2017年）

1月6日、中2週で迎えた32戦目は、一般C2十二十三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で繁田健一騎手（20戦5勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

1月20日、中1週で迎えた33戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一十二（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したトウカイフェスタを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

2月3日、中1週で迎えた34戦目は、一般C2十一十二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、3着に終わった。

3月3日、中3週で迎えた35戦目は、一般C2九十十一（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は繁田健一騎手（21戦5勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月13日、中0週で迎えた36戦目は、一般C2四（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（22戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のティフォージに1馬身半の差をつけて優勝

4月3日、中2週で迎えた37戦目は、一般C2四五六（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（23戦6勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

4月28日、中3週で迎えた38戦目は、さいたま市つなが竜ヌゥカップ（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（24戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

5月15日、中1週で迎えた39戦目は、一般C2三四（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で繁田健一騎手（25戦6勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。