イチネンツウテン（2008年生、母キクカアジュディ）

イチネンツウテン（2008年3月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「一念通天。一つの願いが天に届く」。毛色は鹿毛。種牡馬のイシノサンデー（当時15歳）と交配したキクカアジュディが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は新保牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方35戦4勝2着6回。主な勝ち鞍は2011年の3歳。

経歴

デビュー前

佐藤全弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

11月13日、デビュー戦は西田雄一郎騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

12月12日、中3週で迎えた2戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

3歳（2011年）

1月1日、中2週で迎えた3戦目は、西村栄喜騎手を鞍上に迎えて、3歳（荒尾ダート950m 雪/不良）に出走。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のキージュピターに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

1月8日、連闘で迎えた4戦目は、3歳（荒尾ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村栄喜騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

1月20日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（荒尾ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西村栄喜騎手（2戦1勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦のミヤマキリシマ特別（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西村栄喜騎手（3戦1勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（荒尾ダート1300m 小雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で西村栄喜騎手（4戦1勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

2月25日、連闘で迎えた8戦目は、林陽介騎手を鞍上に迎えて、3歳（荒尾ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月4日、連闘で迎えた9戦目は、3歳（荒尾ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で林陽介騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で林陽介騎手（2戦0勝）。6頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月27日、中0週で迎えた11戦目は、3歳戦の東日本大震災復興支援（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は西村栄喜騎手（5戦1勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったカシノミッキーから1馬身差の2着となった。

4月8日、中1週で迎えた12戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、3歳（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は西村栄喜騎手（6戦1勝）。7頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月1日、連闘で迎えた14戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた15戦目は、3歳（荒尾ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は林陽介騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月20日、連闘で迎えた16戦目は、牝馬限定3歳オープンの荒尾クイーン特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で林陽介騎手（4戦0勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた17戦目は、3歳（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で林陽介騎手（5戦0勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月9日、連闘で迎えた18戦目は、3歳（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で林陽介騎手（6戦0勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったクリノオーラから2馬身差の2着に敗れた。

6月24日、中1週で迎えた19戦目は、3歳戦の伸悟・千代結婚記念（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったアミフジエンブレムから5馬身差の2着となった。

7月1日、連闘で迎えた20戦目は、3歳（荒尾ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は林陽介騎手（7戦0勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のカネトシドレッシーに3/4馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

7月15日、中1週で迎えた21戦目は、3歳戦のあずささんカワイイデスヨ杯（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったコウザンコから3/4馬身差の2着となった。

7月29日、中1週で迎えた22戦目は、一般C9（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は林陽介騎手（8戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のタイオトシに2馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

8月5日、連闘で迎えた23戦目は、3歳戦の荒尾商工会議所杯（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で林陽介騎手（9戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月19日、中1週で迎えた24戦目は、芙蓉特選（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で林陽介騎手（10戦2勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったシャイニングウェイから5馬身差の2着に敗れた。

8月26日、連闘で迎えた25戦目は、孔雀草特選（荒尾ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で林陽介騎手（11戦2勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた26戦目は、ピヨちゃんカワイイデスヨ杯（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で林陽介騎手（12戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったテイエムララバイから1馬身差の2着に敗北した。

9月23日、中1週で迎えた27戦目は、亮ちんカワイイデスヨ杯（荒尾ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で林陽介騎手（13戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月11日、中6週で迎えた28戦目は、一般C7（荒尾ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で林陽介騎手（14戦2勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月18日、連闘で迎えた29戦目は、くまごろう記念（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で林陽介騎手（15戦2勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた30戦目は、アチーブメントドリーム杯（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で林陽介騎手（16戦2勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のマサカリに1馬身半の差をつけて優勝

12月9日、連闘で迎えた31戦目は、松島慧騎手を鞍上に迎えて、荒尾・福山フレンドリー騎手交流（荒尾ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

4歳（2012年）

1月9日、中3週で迎えた32戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた33戦目は、アプローズカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村松翔太騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた34戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

3月4日、中2週で迎えた35戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は村松翔太騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた36戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村松翔太騎手（3戦0勝）。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた37戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。