ネオシーサー（2007年生、母シルバージョイ）

ネオシーサー（2007年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父名の一部＋沖縄の伝説の獣より」。毛色は青毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時7歳）と交配したシルバージョイが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は田端牧場。戦績は、中央平地34戦2勝2着2回、地方7戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2014年の3歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

及川肇厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2009年）

8月3日、デビュー戦は森泰斗騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は426kg。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のスマートパタカに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月4日、中4週で迎えた2戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの若武者賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

9月24日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦のベイサイドスター特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったナイセストスターに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

10月26日、中4週で迎えた4戦目は、2歳戦のシーサイドアイドル特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

3歳（2010年）

1月24日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた5戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の若竹賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

3月21日、中7週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

4月24日、中4週で迎えた7戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の新緑賞（東京芝2300m 晴/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

5月30日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1600m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

8月21日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg戻して迎えた9戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

9月15日、中3週で迎えた10戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ長月賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

11月10日、中7週で迎えた11戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ霜月賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

4歳（2011年）

1月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 雪/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた13戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた14戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

5月14日、中9週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のコーリングオブラブを半馬身振り切って久しぶりに美酒を浴びた。

6月26日、中2週で迎えた17戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

10月16日、約3か月半の休み明けで迎えた18戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は川島信二騎手（3戦1勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

11月17日、中4週で迎えた19戦目は、円山川特別（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のコイスキャーレに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月4日、中1週で迎えた20戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2011ゴールデンブーツトロフィー（阪神芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

5歳（2012年）

6月16日、約6か月半の休養明けで迎えた21戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の鶴見特別（阪神ダート1200m 小雨/不良）に出走。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

8月5日、中6週で迎えた22戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の響灘特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

9月2日、中3週で迎えた23戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の西日本スポーツ杯（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

9月23日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は川島信二騎手（5戦2勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したシルバーキセキにクビ差届かず2着となった。

10月20日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の十日町特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（6戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では非凡な末脚を繰り出したが、5着に終わった。

12月2日、中5週で迎えた26戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず9着に敗れた。

6歳（2013年）

3月31日、約4か月の休み明けで迎えた27戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

5月5日、中4週で迎えた28戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（7戦2勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

6月23日、中6週で迎えた29戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の鶴見特別（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

7月21日、中3週で迎えた30戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の尾頭橋特別（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したリックムファサを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

7月28日、連闘で迎えた31戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の岩室温泉特別（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

10月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた32戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、5着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた33戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

11月30日、中3週で迎えた34戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず9着に敗れた。

7歳（2014年）

2月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた35戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（8戦2勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3月1日、連闘で迎えた36戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（9戦2勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

5月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた37戦目は、4歳以上1000万下の秋川特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（10戦2勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

6月15日、中2週で迎えた38戦目は、3歳以上1000万下の宝塚市制60周年記念（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は岡田祥嗣騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

7月27日、中5週で迎えた39戦目は、3歳以上1000万下の香嵐渓特別（中京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（11戦2勝）。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

10月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた40戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のツインキャンドルに2馬身半の差をつけて久々に勝利を挙げた。

11月22日、中4週で迎えた41戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の銀嶺ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。