クリノダイスーシー（2012年生、母オーチャードグラス）

クリノダイスーシー（2012年4月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋大四喜（麻雀用語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のスターリングローズ（当時15歳）と交配したオーチャードグラスが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は厚賀古川牧場。主な勝ち鞍は2015年の3歳500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、厚賀古川牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、エクワインレーシングから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、栗本博晴によって777.6万円で落札された。

高橋義忠厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

11月8日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のオンワードバースに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月6日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の寒椿賞（中京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず11着に敗れた。

3歳（2015年）

1月4日、中3週で迎えた3戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るファイアリシンゾウを豪脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて2勝目を収める

1月31日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、F.ベリー騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのクロッカスステークス（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

2月22日、中2週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた5戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

9月13日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた6戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の夙川特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

12月12日、約3か月の休み明けで迎えた7戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では最後まで息が続かず15着に終わった。

4歳（2016年）

1月24日、中5週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

2月27日、中4週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず11着に終わった。

3月27日、中3週で迎えた10戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

4月2日、連闘で迎えた11戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚が振るわず16着に終わった。

4月24日、中2週で迎えた12戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の秋川特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

6月18日、中4週で迎えた14戦目は、M.デュプレシス騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

7月20日、中4週で迎えた15戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、アルファルド特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、伸びてきたシセイカイカ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

8月14日、中3週で迎えた16戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

9月11日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤祥太騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく6着に終わった。

10月16日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤祥太騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

11月6日、中2週で迎えた19戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

12月14日、中4週で迎えた20戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、円山川特別（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のケンキャクハーバーに2馬身半の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

12月23日、連闘で迎えた21戦目は、A.アッゼニ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のクリスマスキャロル賞（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

5歳（2017年）

1月22日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

2月19日、中3週で迎えた23戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

3月26日、中4週で迎えた24戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の鈴鹿特別（中京ダート1400m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

5月27日、中8週で迎えた25戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず13着に終わった。

6月25日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のUHB杯（函館芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は井上敏樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた27戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の噴火湾特別（函館ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

6歳（2018年）

11月25日、約17か月の休養明けで迎えた28戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のシャングリラ賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

12月23日、中3週で迎えた29戦目は、3歳以上1000万下のクリスマスカップ（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は脚色が鈍り16着に終わった。

7歳（2019年）

1月20日、中3週で迎えた30戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の大須特別（中京ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず15着に終わった。

2月16日、中3週で迎えた31戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず16着に終わった。

4月6日、中6週で迎えた32戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大江原圭騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた33戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大江原圭騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。12着に終わった。

11月17日、約6か月半の休み明けで迎えた34戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。8着に終わった。