キタサンラブコール（2011年生、母ビッグテンビー）

キタサンラブコール（2011年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋求愛」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時16歳）と交配したビッグテンビーが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）村田牧場。戦績は、中央平地28戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2014年のハッピーエンドカップ(1000万下)。

経歴

デビュー前

昆貢厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

7月6日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は454kg。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のオールオブナイトに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月21日、中1週で迎えた2戦目は、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

10月20日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、2歳500万下のかえで賞（京都芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦1勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

11月17日、中3週で迎えた4戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の秋明菊賞（京都芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

11月30日、中1週で迎えた5戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の千両賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた6戦目は、2歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のベルルミエールをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

3歳（2014年）

2月1日、中6週で迎えた7戦目は、3歳オープンのクロッカスステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。

3月22日、中6週で迎えた8戦目は、3歳G3のファルコンステークス（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（4戦2勝）。18頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。最後はバテてしまい17着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた9戦目は、3歳G2のニュージーランドトロフィー（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

10月4日、約6か月の休養明けで迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の芦屋川特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（5戦2勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、5着に終わった。

10月26日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の壬生特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（6戦2勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、4着に入った。

11月9日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（7戦2勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

11月29日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（8戦2勝）。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したダノンマッキンレーにハナ差届かず2着に甘んじた。

12月28日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下のハッピーエンドカップ（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のシンデレラボーイを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

4歳（2015年）

2月15日、中6週で迎えた15戦目は、4歳以上1600万下の雲雀ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（4戦1勝）。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

8月8日、約6か月の休養明けで迎えた16戦目は、3歳以上1000万下のHBC賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（5戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

5歳（2016年）

5月15日、約9か月半の休養明けで迎えた17戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の御池特別（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に敗れた。

6月26日、中3週で迎えた19戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の皆生特別（阪神芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

7月17日、中2週で迎えた20戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のフィリピントロフィー（中京芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

8月14日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の西部日刊スポーツ杯（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の別府特別（小倉芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず15着に敗れた。

10月8日、中5週で迎えた23戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の久多特別（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

12月17日、中9週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の中京日経賞（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（3戦0勝）。18頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鮮烈な末脚を爆発させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のアグネスユーリヤに2馬身の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

6歳（2017年）

1月29日、中5週で迎えた25戦目は、4歳以上1600万下の長篠ステークス（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

2月5日、連闘で迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の山城ステークス（京都芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（5戦1勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月26日、中6週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の淀屋橋ステークス（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（6戦1勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

7月1日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた28戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のTVh杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。