サッカータイカン（1994年生、母ナイスショット）

サッカータイカン（1994年4月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサッカーボーイ（当時9歳）と交配したナイスショットが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は野口牧場。戦績は、中央平地11戦2勝2着1回、地方21戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は1997年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

作田誠二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1997年）

2月2日、デビュー戦は青木芳之騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（小倉芝1200m 雨/良）に出走。馬体重は428kg。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手が足りず14着に終わった。

2月9日、連闘で迎えた2戦目は、4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で青木芳之騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

4月13日、中8週で迎えた3戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のスバラシイキョウに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月10日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦1勝）。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に敗れた。

9月13日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のアポロリュースに2馬身半の差をつけて休み明け初戦をモノにした。

10月4日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（京都ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（3戦2勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた7戦目は、日吉正和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の飯坂特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

4歳（1998年）

6月14日、約8か月の休養明けで迎えた8戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 小雨/良）に出走。鞍上は青木芳之騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

7月4日、中2週で迎えた9戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったケイエスカラーにねじ伏せられてハナ差の2着に惜敗した。

7月19日、中1週で迎えた10戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

8月2日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は青木芳之騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

11月10日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から9kg絞って迎えた12戦目は、遠藤茂騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

12月4日、中2週で迎えた13戦目は、一般C1五（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で遠藤茂騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のバトルボランテを3/4馬身振り切って勝利をモノにする

5歳（1999年）

7月5日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた14戦目は、一般C1七八（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で遠藤茂騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアーチスピリットをアタマ差振り切って久方ぶりの一戦をモノにした。

7月25日、中2週で迎えた15戦目は、ホマルハウト特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で遠藤茂騎手（3戦2勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

8月26日、中4週で迎えた16戦目は、はくちょう座特別（大井ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で遠藤茂騎手（4戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、伸びてきたハシノマサノリ決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

9月8日、中1週で迎えた17戦目は、アルファード賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で遠藤茂騎手（5戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ伸び切れず9着に敗れた。

10月13日、中4週で迎えた18戦目は、リゲル賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で遠藤茂騎手（6戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では弾けるような伸びで驀進したが、伸びてきたノースパサディナ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

10月28日、中1週で迎えた19戦目は、ハッピーナイト賞（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で遠藤茂騎手（7戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

6歳（2000年）

6月7日、約7か月半の休み明けで迎えた20戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、一般B3三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

11月22日、約5か月半の休み明けで迎えた21戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、秋夕特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた22戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、師走特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月26日、中1週で迎えた23戦目は、一般B3（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

7歳（2001年）

1月23日、中3週で迎えた24戦目は、一般C1二（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったコーセイキンボシに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

2月23日、中3週で迎えた25戦目は、百穴湖特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったケーエヌタイガーに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

3月23日、中3週で迎えた26戦目は、神流湖特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（4戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

4月11日、中2週で迎えた27戦目は、秋田実騎手を鞍上に迎えて、八丁湖特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた28戦目は、莅戸高次騎手を鞍上に迎えて、一般B3二（浦和ダート1600m 曇/重）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

5月25日、中3週で迎えた29戦目は、一般B3二（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

12月28日、約7か月の休養明けで迎えた30戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、一般B3四（大井ダート1390m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず12着に終わった。

8歳（2002年）

1月16日、中2週で迎えた31戦目は、一般B3三（浦和ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

2月8日、中2週で迎えた32戦目は、一般B3三（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は莅戸高次騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。