アーチスピリット（1995年生、母レデイマウント）

アーチスピリット（1995年5月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のノーザンテンペスト（当時14歳）と交配したレデイマウントが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）武牧場。戦績は、地方17戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は1999年のフレンドシップジョッキー(一般C1)。

経歴

デビュー前

新井康夫厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（1997年）

6月25日、デビュー戦は小林照男騎手を鞍上に据えて、馬体重は455kg。6頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のミランストームに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1998年）

1月26日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた2戦目は、4歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林照男騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2月12日、中1週で迎えた3戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の’98ベストスパー特別（2）（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

2月25日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、牝馬限定3歳オープンのユングフラウ賞（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

4月29日、中8週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた5戦目は、牝馬限定3歳戦のライラック特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は小林照男騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

5月25日、中3週で迎えた6戦目は、4歳（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小林照男騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。

6月19日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のハマナス特別（大井ダート1700m 雨/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったテツアミージャに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7月6日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のからたち特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

7月31日、中3週で迎えた9戦目は、3歳戦のカンナ特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のサンフラワー特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

4歳（1999年）

5月28日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた11戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、町屋特別（大井ダート1700m 曇/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたタイタンユー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

6月22日、中3週で迎えた12戦目は、一般C1十（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジリジリと前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のボールドフラッシュをハナ差振り切って久々に勝ち星を挙げた。

7月5日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1七八（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、伸びてきたサッカータイカン決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

7月22日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したオリオンファイヤーを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

8月25日、中4週で迎えた15戦目は、デネブ特別（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（4戦1勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

9月9日、中1週で迎えた16戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、フレンドシップジョッキー（大井ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のスマイルイチをアタマ差振り切って勝利を手中に収めた。

5歳（2000年）

8月31日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から17kg減らして迎えた17戦目は、野崎武司騎手を鞍上に迎えて、赤富士特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。11着に敗れた。