エクスペクトパレス（2013年生、母マーキスカット）

エクスペクトパレス（2013年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「期待する＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時19歳）と交配したマーキスカットが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は鵜木唯義。主な勝ち鞍は2015年のアッパートライ。

経歴

デビュー前

1歳のとき、鵜木唯義から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、兵庫県馬主協会によって324万円で落札された。

小牧毅厩舎（西脇）へ入厩。

2歳（2015年）

10月14日、デビュー戦は下原理騎手を鞍上に据えて、2歳（園田ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は522kg。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず3着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のビュンビュンに約10馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

11月18日、中2週で迎えた3戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアッパートライ（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のタケマルビクターをクビ差振り切って優勝

12月10日、中2週で迎えた4戦目は、2歳戦のアッパートライ一組（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は下原理騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

12月31日、中2週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞の園田ジュニアカップ（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

3歳（2016年）

1月31日、中3週で迎えた6戦目は、3歳500万下（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で下原理騎手（4戦1勝）。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい11着に終わった。

3月6日、中4週で迎えた7戦目は、3歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（5戦1勝）。18頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

4月7日、中4週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた8戦目は、3歳地方重賞の菊水賞（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で下原理騎手（6戦1勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい8着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた9戦目は、3歳A（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で下原理騎手（7戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のチョウクルクルに2馬身半の差をつけて3勝目をゲットした。

6月3日、中4週で迎えた10戦目は、3歳A B（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で下原理騎手（8戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、伸びてきたエイシンシンタ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

7月8日、中4週で迎えた11戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、アサヒスーパードライカップ（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

8月3日、中3週で迎えた12戦目は、淡路島まつり特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（9戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

12月6日、約4か月の休み明けで迎えた13戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

12月30日、中2週で迎えた14戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

4歳（2017年）

1月19日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい6着に敗れた。

2月14日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

3月7日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上B2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は永島太郎騎手（1戦1勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

4月5日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で永島太郎騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

5月4日、中3週で迎えた19戦目は、つつじ賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

5月31日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は永島太郎騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

6月28日、中3週で迎えた21戦目は、くだもの王国おかやま杯（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で永島太郎騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

7月28日、中3週で迎えた22戦目は、ブーゲンビリア賞（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は田中学騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は力尽きて7着に敗れた。

8月16日、中2週で迎えた23戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1700m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。

9月15日、中3週で迎えた24戦目は、松浦政宏騎手を鞍上に迎えて、いちじく賞（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

10月12日、中3週で迎えた25戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は永島太郎騎手（5戦1勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい8着に終わった。

5歳（2018年）

1月11日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた26戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は笹田知宏騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

2月9日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた27戦目は、宮下康一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上C2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮下康一騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は永島太郎騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったキタノスズランに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

4月3日、中3週で迎えた30戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は宮下康一騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

4月26日、中2週で迎えた31戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮下康一騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、スイートリフレインに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

5月23日、中3週で迎えた32戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宮下康一騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシャンディロメラに5馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

6月14日、中2週で迎えた33戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮下康一騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

7月4日、中2週で迎えた34戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で宮下康一騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月2日、中3週で迎えた35戦目は、3歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で宮下康一騎手（7戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のバッファゴーに7馬身の差をつけて5勝目をゲットした。

8月24日、中2週で迎えた36戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で宮下康一騎手（8戦2勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。