シュンプウサイライ（2008年生、母オグリローマン）

シュンプウサイライ（2008年4月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「春風再来」。毛色は鹿毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時16歳）と交配したオグリローマンが18歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）稲葉牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方21戦6勝2着4回。主な勝ち鞍は2014年の3歳以上C22 C31。

経歴

デビュー前

ローレルクラブにて総額1,400万円（7万×200口）で一口馬主が募集された。

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

8月20日、デビュー戦は藤懸貴志騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は476kg。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

4歳（2012年）

4月25日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、チロロの巨石賞（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚で驀進したが、エーケーリゲルに半馬身交わされて2着に敗北した。

5歳（2013年）

4月24日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から26kg戻して迎えた3戦目は、3歳以上C4-6（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ハンミョウに半馬身交わされて2着に敗北した。

5月9日、中1週で迎えた4戦目は、一般C4-5（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小国博行騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のアディックプットリを半馬身振り切って初白星を挙げた。

5月23日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小国博行騎手（3戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイロドリに5馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

6月12日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小国博行騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

6月25日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で小国博行騎手（5戦2勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るベストバニヤンを鬼脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月2日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、くっちゃんじゃが賞（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で小国博行騎手（6戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で小国博行騎手（7戦3勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で小国博行騎手（8戦3勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた11戦目は、ポラリスデッキ賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で小国博行騎手（9戦3勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

6歳（2014年）

4月29日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、サッポロ極ZERO賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では非凡な末脚を発揮し、3着を確保した。

5月14日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では逸出した伸びを見せたが、勝ったドハツテンにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

5月29日、中1週で迎えた14戦目は、襟裳岬灯台賞（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松井伸也騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るアースワンレッドを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて1番人気に応えた。

6月11日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C33 C41（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で松井伸也騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマイステージを圧倒的な末脚でハナ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

7月9日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上C32 C41（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で松井伸也騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

7月16日、連闘で迎えた17戦目は、鬼のイチオシ!登別ブランド特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で松井伸也騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた18戦目は、雪印メグミルクガセリ菌太郎特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で松井伸也騎手（6戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

8月19日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上C3-2（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で松井伸也騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったルナーリンガスに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月30日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、様似町アポイ山荘賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で松井伸也騎手（8戦2勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上C22 C31（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で松井伸也騎手（9戦2勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のキャプテンヒーローに1馬身の差をつけて6勝目を収める

11月6日、中2週で迎えた22戦目は、室蘭やきとり「今昔」特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で松井伸也騎手（10戦3勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。