ヤマノドウター（1989年生、母サクセンジャパン）

ヤマノドウター（1989年4月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のキヤタオラ（当時15歳）と交配したサクセンジャパンが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は長手昇。戦績は、中央平地10戦1勝、地方29戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1991年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

田中朋次郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1991年）

9月14日、デビュー戦は堀井雅広騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り雨/不良）に出走。馬体重は450kg。6頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ伸び切れず3着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で堀井雅広騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

10月19日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で堀井雅広騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマイネハイマートに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月16日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳500万下の3歳抽せん馬特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で堀井雅広騎手（3戦1勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に沈んだ。

12月14日、中3週で迎えた5戦目は、3歳500万下のひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で堀井雅広騎手（4戦1勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では速い脚を使えず15着に終わった。

3歳（1992年）

1月11日、中3週で迎えた6戦目は、4歳500万下の若竹賞（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で堀井雅広騎手（5戦1勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい14着に終わった。

8月1日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、今井規和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の伊万里特別（小倉芝1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で今井規和騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の唐津特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で今井規和騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

9月6日、連闘で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で今井規和騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

11月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、本間光雄騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の万両特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月7日、中1週で迎えた12戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のリボングラス特別一（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。4着を確保した。

4歳（1993年）

1月1日、中3週で迎えた13戦目は、ガーネット特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のホシノメリーに2馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

1月21日、中2週で迎えた14戦目は、細川勉騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月1日、中1週で迎えた15戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。10着に敗れた。

2月19日、中2週で迎えた16戦目は、一般C1四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は細川勉騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。9着に敗れた。

3月12日、中2週で迎えた17戦目は、一般C1三（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で細川勉騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月23日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1四（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は見沢譲治騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月14日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、一般C1四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は細川勉騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた20戦目は、一般C1四（浦和ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月19日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は細川勉騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったパイニンブールから1馬身差の2着となった。

6月3日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1三四（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6月23日、中2週で迎えた23戦目は、一般C1三（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は細川勉騎手（5戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月21日、中3週で迎えた24戦目は、鍛炭幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた25戦目は、田部和広騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1三（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は細川勉騎手（6戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。最後は、勝ったリトルプリンセスから1馬身半差の2着となった。

9月7日、中2週で迎えた27戦目は、新涼特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は見沢譲治騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。3着を確保した。

9月16日、連闘で迎えた28戦目は、秋収特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は田部和広騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月4日、中2週で迎えた29戦目は、秋月特別（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は細川勉騎手（7戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた30戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、ゴールドホースシューズ特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた31戦目は、秋晴特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は細川勉騎手（8戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた32戦目は、初冬特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は田部和広騎手（2戦0勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた33戦目は、桃井十四秋騎手を鞍上に迎えて、仲冬特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月21日、中2週で迎えた34戦目は、鵜沼和永騎手を鞍上に迎えて、万両特別（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。4着に終わった。

5歳（1994年）

1月12日、中2週で迎えた35戦目は、一般C1三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鵜沼和永騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

1月27日、中1週で迎えた36戦目は、一般C1三（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は桃井十四秋騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた37戦目は、一般C1四（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は細川勉騎手（9戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月8日、中3週で迎えた38戦目は、一般C1三四（船橋ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は見沢譲治騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月31日、中2週で迎えた39戦目は、一般C1三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は細川勉騎手（10戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。