ゲンパチフォルツァ（2018年生、母アイラブリリ）

ゲンパチフォルツァ（2018年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+力強さ、元気な(伊)」。毛色は鹿毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時15歳）と交配したアイラブリリが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は飛野牧場。2021年の青竜ステークス(オープン)に勝利した他、2021年の端午ステークス(オープン)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

堀井雅広厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2021年）

1月9日、デビュー戦は武藤雅騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のリワードマレンゴに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

1月30日、中2週で迎えた2戦目は、3歳1勝クラス（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（1戦1勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

2月21日、中2週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

3月6日、中1週で迎えた4戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るノアヴィグラスを上がり4位の末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

5月2日、中7週で迎えた5戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの端午ステークス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入った。

5月16日、中1週で迎えた6戦目は、3歳オープンの青竜ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では僅かずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のレディバグをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

6月20日、中4週で迎えた7戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のユニコーンステークス（東京ダート1600m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

10月23日、約4か月の休養明けで迎えた8戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、大阪スポーツ杯（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって12着に敗れた。

11月21日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、ハンデ戦でオープンの霜月ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は武藤雅騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、5着を確保した。

12月12日、中2週で迎えた10戦目は、G3のカペラステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

4歳（2022年）

1月8日、中3週で迎えた11戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、すばるステークス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

2月13日、中4週で迎えた12戦目は、バレンタインステークス（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

4月23日、中9週で迎えた13戦目は、オアシスステークス（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

11月20日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、霜月ステークス（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

2022年11月23日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

5歳（2023年）

1月26日、中9週で馬体重を前走から17kg絞って迎えた15戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、’23ウインタースプリント（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

2月21日、中3週で馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた16戦目は、フェブラリー賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤本現暉騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。