ラベンダーパース（2010年生、母オカノスズラン）

ラベンダーパース（2010年3月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ラベンダー＋都市名。豪州パースで見たラベンダーが印象的」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のオレハマッテルゼ（当時10歳）と交配したオカノスズランが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は谷口牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方5戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2013年の北アルプス特別(一般C13ロ)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、谷口牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、谷口牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、佐藤伝二によって157.5万円で落札された。

高橋文雅厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2013年）

2月23日、デビュー戦は張田京騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

7月27日、約5か月の休養明けで迎えた2戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい14着に終わった。

9月8日、中5週で迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい10着に終わった。

10月11日、中4週で迎えた4戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、ステラコーヴァに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

10月24日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、カイザーカフェに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

11月22日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた6戦目は、一般C22（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤友則騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセイウンミーナに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月13日、中2週で迎えた7戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、北アルプス特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサンマルビューティをクビ差だけ差し切って制した。

12月29日、中1週で迎えた8戦目は、「めざまし天然水」新発売記念杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。